人の道に寄り添う。命の道に寄り添う。生きることを諦めないカウンセリング。

2022-10-24

自分の本音が分からないあなたは、他人想いの平和主義かも。

こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

今日はお悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談に、回答したいと思います。


疎外感や惨めさを感じてしまう
(ご相談者:mさん)引用元

本日は、人間関係で感じる疎外感についてお聞きしたいです。
私は職場の人間関係をドライな感じで割り切ることが出来ません。

自分が仲良くしている人が、他の人と仲良くする、だとか。
私だけが輪に入れない、だとか。
上手く言えないのですが、自分だけが仲間はずれにされるような出来事が起こると、イライラするような、悲しいような。
いてもたってもいられない感じでモヤモヤムカムカします。
私の嫌いな人が可愛いがられている時も、なんで頑張ってる私よりそんな子を可愛いがるの!?と似たような気持ちになります。

幼少期から先生の虐待、いじめなど。
大人になるまでも、大人になってからも、どこにいても馴染めない感覚があり、そういうのが尾を引いているのかな?と思います。
両親には心の内を話すような感じではなかったのでわかってもらえなかった、という思いもあります。

職場では、依怙贔屓するタイプの上司から嫌われることも多く、気にしないフリをしながらめちゃくちゃ気にしている自分がいます。
やっぱり可愛い子がいいのね、とか。要領がいいのが好かれるんだな、とか。
贔屓される同僚が個人的に可愛いがられる姿に嫉妬もしますし、私のことは見てもくれないんだ、と仲間はずれにされたような寂しく惨めな気持ちになります。
疎外感を感じる度に、自分なんか、という気持ちになって、何もかもがどうでもいい、全て捨てたい、こんな自分も捨てたい、と自暴自棄な気持ちになってしまいます。
正直、逃げ出して引きこもりたい気持ちでいっぱいです。
自分の内側にも集中してみるのですが、ほんとうは自分がどう感じているのか、そんな時にどんな言葉をかけてほしいのか、探ってみても上手く辿り着けないのです。

心が軽くなるようなアドバイスなど頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。





mさん、ご相談ありがとうございます。

mさんの置かれている環境、疎外感を感じる空間、居心地の悪さがとてもよく伝わってきました。
職場なのだからと割り切ってしまいたいのに、ついもやもやな気持ちに引っ張られてしまいますよね。



まずは、mさんのご相談内容を読んでいて、素敵だなと私が感じたことを2つご紹介したいと思います。


1つ目は「感情をたくさん書いてくださっているところ」です。
悲しい、もやもや、ムカムカ、嫉妬、寂しい、惨め、疎外感、逃げ出したい。

とても感情豊かで、mさんの繊細さが伝わってきました。

特にネガティブな感情というのは、基本的に感じたくない感情なので、私たち人間はついつい無視しようとしてしまいます。それも無意識的にです。
そうやって自分の心を守ろうとする機能が備わっているんですね。

でも感情というのは、意味があるから生まれるんですよね。
何かしら理由があって生まれた感情は、読んで字のごとく、「感じる」ことが大切です。
意識的にでも、無意識的にでも、その感情を無かったことにしようとしたり、無視をしようとしたりすることは、実は自然の流れに抗(あらが)うことになります。
例えると、今まさに肛門から出ようとしてるうんこ💩を、無かったことにしているようなものです。(💩を引っ込めるのか押し戻すのかは好きな方をイメージくださいね。笑)

だからまずは湧きあがった感情はどんなものでも気付いてあげたり、認めてあげるということがとても大切になってきます。
そうするとその感情は徐々に昇華します。

mさんは、そんなついつい感じたくないと無視してしまいがちなネガティブな感情を認める勇気を持っていて、こんなに細かく書き出すことができる観察・分析力をお持ちです。
なんて素晴らしいんだろうと素直に私は感じました。



そして2つ目は、「諦めていないところ」です。

職場でも家庭でも、「どうしてこの人たちは私の想いを理解してくれないんだ」「なんで自分ばかりこんな惨めな思いをしなきゃいけないんだ」と感じる時、私たちはつい他人(特にその思いをさせる張本人)を憎んだり、恨んだりしてしまいがちです。
私が被害者であって、相手が加害者なんだというような心象になります。

そんな時に、

自分の内側にも集中してみるのですが、ほんとうは自分がどう感じているのか、そんな時にどんな言葉をかけてほしいのか、探ってみても上手く辿り着けないのです。

こんなふうに自分を見つめてみようという視点が素晴らしいなと思いました。

心理学では起きた出来事全てを「自分の問題」として捉えるので、mさんはそれをご存知なんでしょうね。

でも本当に、辛い思いをしているときこそ、自分に意識を向けようとしても、なかなか難しいと思うんです。
「どうにかこの状況から脱したい」「自分は本当はどうしたいんだろう」というmさんの前向きな想いが伝わってきました。




じゃあどうしてmさんはこんなにもご自分を見つめようとされてるのに、もやもやしたままなのか?

もやもやするのに、自分が本当は何を感じているのかを探ろうとしてもよく分からない。
そんな時に考えられる原因に、「実は感じたくないから」というものと「怒りを溜めているから」というのがあります。




順番に説明をしていきますね。

mさんが感じたくないもの。
それはご相談内容にも書いてくださっていますね。

・なんで頑張ってる私よりそんな子を可愛いがるの!?
・やっぱり可愛い子がいいのね
・要領がいいのが好かれるんだな
・私のことは見てもくれないんだ
・仲間はずれにされたような寂しく惨めな気持ちになる

こういう想いをするときに、mさんは「悲しさ」「嫉妬」「寂しさ」「惨めさ」「疎外感」といった感情を感じるんですね。


私たちはネガティブな感情を感じる時、その感情を嫌悪しがちです。

当然ですよね。だって「ネガティブな感じ好き!イライラしてる時の感覚たまんない!ハマるわー!!」なんて人、なかなかいませんよね(笑)
たいていの人は、できればイライラしてる時の感覚、嫉妬してる時のドロッとした重さ、寂しいときの孤独感などを感じたくありません。


あ〜感じたくない!あ〜ヤダヤダ!
できれば感じたくない!!
こんなこと感じちゃう自分もヤダヤダ!
感じないように、感じないように…。


そうすると、その感じたくない感情を逆に無視できなくなってるって、分かりますか?


感じたくない感情を嫌うあまり、その感情に意識が向いてしまってるんですね。
本当は無視したいのに、完全に無視することはできないから、結果気にしてばかりになっちゃいます。

嫌いな人や苦手な人のことをスルーすることができない、っていうのと同じですね。

mさんはいろんな感情に気付き、こうやって書き出してくれてるわけなんですけど、でも本当のところはこの感情に嫌悪感いっぱいで「感じたくない」「こんなふうに感じてしまう自分が嫌だ」と思われていないでしょうか?

そうだとすると、「その下にある自分の本当の想いは〜〜!!??」とどれだけ考えてみても、感じたくない感情ばかり意識しまくっちゃうし、嫌悪感は満載だしで、自分を見つめるなんてことできっこないですよね。



そしてもう一つの理由。
mさんが怒りを溜めているかもしれないから。

ご相談内容の中にも「イライラ」「ムカムカ」と書いてくださっています。
実はmさんの怒りって、これだけじゃないんじゃないかなあ?もっと溜め込んでいないかなあ?と私は思いました。


> 幼少期から先生の虐待、いじめなど。
大人になるまでも、大人になってからも、どこにいても馴染めない感覚があり、そういうのが尾を引いているのかな?と思います。
両親には心の内を話すような感じではなかったのでわかってもらえなかった、という思いもあります。

幼少期にこういった経験をすると、何かトラブルがあると「自分が悪いのでは」と思う癖が強くなってしまいます。
なぜなら、そうやって無理やりにでも理由を作らないと、幼少期のmさんは納得いかなかったからです。


どうして先生に虐待をされるのか?
どうしてみんな私のことをいじめるのか?
どうしてお父さんは私のことを助けてくれないのか?
どうしてお母さんは私のことを理解してくれないのか?


私が悪いからかな
私がいけなかったのかな…
私が変なのかな…
私がダメな子なのかな…


幼少期や思春期のmさんの身に理不尽なことが起きた時、こんなふうに何か原因を作らないと、とてもじゃないけど受け入れられなかったんだと思います。
だって理由もないのにこんなに酷い目にあうなんて、受け入れ難いですよね。
だから無理矢理にでも"自分が悪いから"という理由を掲げて、自分自身を納得させようとします。


ということは、mさんは幼少期から人のことをよく観察したり、空気が読める、思いやりのあるタイプだったんじゃないでしょうか?

そうすると、自分がどうのこうのよりも、まず相手を尊重しちゃいます。
相手を責めたり攻撃することを好みません。
何か問題があると、相手ではなく、自分に原因があると考えちゃいます。

無意識にそういうことが"できちゃう"ので、本人は"できてる"という感覚はありません。
ちなみに、これを心理学では「才能」「長所」「魅力」と言います。

相手を優先させる思いやりのあるmさん。
周囲の反応をよく観察できるmさん。
相手のために自分を犠牲にするほどの愛情を持っているmさん。


こういった才能をもつmさんなら、
常に誰かに「遠慮」をして生きていくことが多くありませんでしたか?

本当はmさんにも、mさんの主張があったのかもしれないのに、それを我慢したり、ぐっと堪えたり、押し殺したりしてきませんでしたか?



誰かに遠慮することがベースにあると、実は誰かを責めたい気持ちがあっても、それを人に向けることに抵抗が出てきます。
例えばそれが不満とまでいかなくても(自分にとって正当な主張だったとしても)、それを相手に伝えることは相手を傷つけるかもしれないとか、相手が受け取る余裕がなさそうだとか、やっぱり自分が悪いのかもしれないからとか、そう思ってしまうので伝えることを諦めようとします。


伝えられない想いをずっと抱えておくのってしんどいんですよね。
しんどいし、つらいし、傷つきます。
あまりにしんどいので、そのしんどさを感じないで済むように、代わりに「怒り」という感情を使うようになります。
怒りは二次感情と言われていて、「元となる感情に蓋をする役目」もあるからなんです。


そうやって「本当に感じている感情や想い」を「遠慮」で押し殺し、押し殺しているしんどさを「怒り」で抑圧しようとし、そしてその怒りでさえも、さらにまた「怒り」で覆いかぶせて押さえつけようとし。

しんどさも怒りも麻痺してきて自分では気づかなくなり。

感じないように、無かったことに、と。

どんどん埋もれていく本当の想い。



そんな埋もれていった底のところには、ずっと「想いを打ち明けられないことが辛くて辛くてたまらないmさん」がいて。

mさんが書かれていたご自身を責めるお気持ち。

> 疎外感を感じる度に、自分なんか、という気持ちになって、何もかもがどうでもいい、全て捨てたい、こんな自分も捨てたい、と自暴自棄な気持ちになってしまいます。
正直、逃げ出して引きこもりたい気持ちでいっぱいです。

この逃げ出したくなる気持ちや自責の念の強さの根っこには、この「想いを打ち明けられないことが辛くて辛くてたまらない状態」から逃げ出したい、でもそんな自分も許せない、という投影が作用しているんじゃないかなと私は感じました。


ここまで読んでいかがだったでしょう?
mさんご自身の感覚に近いものはありましたか?

もし検討はずれだったらごめんなさい。
その場合は、「徳永が書いてる内容は的外れだから他の視点で探ってみた方が良さそうだな!」と、mさんの思考材料の一つにしてくださいね。




もしも、です。
もしもmさんが嫌悪する感情があるせいで自分と向き合えなかったり、ずっとしんどい想いをしてるのにそれを怒りで抑圧し、さらには他人への遠慮が出てきてしまいその怒りを放出することもできず、もはや何が何だかよく分からない状態だった場合。

どうしたらいいんでしょう?

こういう時にまず私がオススメしているのは「自分のニーズを知ること」です。



mさんがたくさん書き出してくださった「悲しさ」「嫉妬」「寂しさ」「惨めさ」「疎外感」などの感情たち。

mさんの中で、以下のどれかの言い回し方に変換できそうですか?

「分かってほしい」
「愛してほしい」
「助けてほしい」


例えば、

なんで頑張ってる私よりそんな子を可愛いがるの!?
→頑張ってる私を愛してほしい。
→私が頑張っていることをわかってほしかった。

2つの文章に変換しましたが、どちらでも大丈夫です。
mさんにとってしっくりくる感覚で言い換えてみてください。


感じたくない感情や嫌悪感を感じたとき、こんなふうに●●してほしい(ほしかった)という表現に変換してみてください。
そこで出てきたものがmさんのニーズ(欲求)です。

たぶん最初のうちは変換するのが難しいと思うので、リアルタイムで変換できなくても大丈夫です。
家に帰ってから、お風呂に入ってる時、寝る前の布団の中でも。
時間が経ってからでもいいので、心を落ち着けながら変換してみてください。


この「ニーズを知ること」のメリットはとても大きいんです。

・自分の本音を知れるリハビリになる
・表現がシンプルで腑に落ちる
・うるっとくる
・自分の心の温かさ、優しさを感じる
・少しスッキリする
・ちょっと冷静になれる
・他人を傷つけてる感じがしない


そうやって自分の本音やニーズをまず自分自身が気がついてあげること。
ずっと我慢してきた、押さえつけてきた自分の想いを理解してあげること。
そして「そっかそっか、私はそういうふうにしてほしかったんだね。」と認めてあげること。

これが、mさんが求めていらっしゃる「本当の自分はどうしたいのか」という問いに大きく近づける一歩になると思います。

まずはここから始めてみましょう。


この自分のニーズ知ることに慣れてきたら、もしかすると今まで感じたことのない感情が少しずつあふれてくるかもしれません。
誰かに対する怒りとか、恨みつらみとか、泣きたい想いとか。

それはずっとmさんの心の中で押さえつけていた本音たちです。

そんなときは自分を否定せず、いらない紙にその時感じた想いを書き出してみたり、スマホのメモ帳に打ち出してみたりしてください。
そうやって少しずつ時間をかけて、溜まっていた感情を外に出してみてくださいね。


もしmさんが一人では難しいと感じられたら、私たちカウンセラーを頼ってくださいね。
mさんのこれからの変化がとても素敵なものとなりますように。
とても楽しみにしています。






心理カウンセラー根本裕幸氏の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーやコーチがお答えする、お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」。

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是非ご活用くださいね。

徳永麻由子(プロフィールtwitter Instagram

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