短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2023-05-16

人に伝える必要が無いと思っていたのに①


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

最近、旦那さんのおかげで不思議な経験をしました。

日常生活を送る私たちの「判断」。
こやつ、想像以上に信用できぬぞ…と改めて感じた出来事を書きたいと思います。

誰にも当てはまる事象ですが、
その中でも「私はこうしたい」とか「これが私の幸せなんだ」とちゃんと言えるようになった人が陥りがちな罠だと思うので、ぜひご参考にしてください。

 
 

徳永、仙台へ行く


6月のとある土日に、仙台に行こうと思いました。

私の心理学の師匠である根本さんに会えるんです。
カウンセラー仲間達向けのグループセッションがあるので、それに参加したいんです。

一緒に行こう!と福岡から一緒に行く友人もいて、4月頭ごろにはその打ち合わせをしました。


ところがどっこい。


私は仙台へ行くことにした旨を、旦那さんに伝えませんでした。


「もう少し日が近くなったら話そうっかな!」


よほどの事情がない限り、彼はいつも快くOKしてくれます。
笑顔で「楽しんでおいで〜!」と見送ってくれます。
根本さんの話や、カウンセラー仲間の話をすると、いつも興味を持って聞いてくれます。

私と旦那さん。居酒屋デートがお気に入り。

「そんな彼に、こんなに早くから断りを入れる必要はないだろう!」
(о´∀`о)


そんなふうに軽く考えていました。


予定変更は突然に


後日、旦那さんからこう告げられました。


「6月の土日に展示会の仕事が入った」


年に1回の大きな展示会。

な、なんと、私が仙台に行こうとしていた土日と丸かぶり。

なにゆえどんぴしゃに…
\(^o^)/


旦那さんの仕事柄、展示会のある日は、夜は飲み会になります。
そして2週間休み無しの連勤ウィークになります。

うーん、
私が飲み会の時はいつも、彼が駅まで車で送迎してくれるんですよね。
私の仙台行きも、仕事というよりかはプライベートだしね。
土日ともに早朝から深夜まで仕事な旦那さんに対し、今や私は会社勤めではないし。


「疲れる(であろう)旦那さんをサポートしてあげたいな。」


そう思った私は、仙台行きをキャンセルすることにしました。
旦那さんには何も告げることのないまま、こっそり。


切腹覚悟でも貫きたい想い


一緒に仙台に行こうと約束していた友人にその旨を伝えました。

本当に本当にごめんね、と。

今回の仙台行きの件は、私から誘ったところもあったんです。

いやもう本当に私のバカヤロウ/(^o^)\

私のこのキャンセル行為は、完全なる裏切り行為。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この申し訳なさ、誰しも経験したことあると信じてる…。


でも何度考えても、私の「旦那さんをサポートしたい気持ち(=家にいてあげたい気持ち)」は本心だったもので。
彼女には事の顛末を全て打ち明けました。

彼女はとてもがっかりしてましたが、わかったと返事がきました。


彼女をがっかりさせてしまった。
師匠に会うのもまた別の機会になった。
でもグループセッションを学ぶタイミングじゃなかったのかもしれない。
旅費がかからなくなった。
これで旦那さんの側にいられる。
土日も仕事をする旦那さんのために、家にいられるぞ!


仙台行きをキャンセルしたことで、私の心は悲しくなるのか?嬉しくなるのか?と思っていたのですが、「安堵」が一番大きかったように思いました。

ほっとしたんです。


「旦那さんの側にいてあげたい」という私の気持ちが叶えられる安心感だと思いました。

目の前にいる旦那さんの顔を見ながら、そう思ったんです。


不協和音


その安堵を感じるのも束の間。
こんな言葉が頭に浮かびました。


「全部、私ひとりで決めちゃうの?」


まるで不協和音のようでした。
小さな問いかけなのに、なんだか無視ができない感じがしました。


え、だって、
えっとぉ、私のスケジュールだし?
私と友達のやりとりを、今さら旦那さんに言うことでもないし。
友達に迷惑をかけてしまったのは私がいけない訳で。
申し訳ないことに、私は旦那さんと一緒にいたいって思っちゃて。
ちゃんと自分のやりたいようにやってるよね?
普通に考えられてるよね?

また行きたいときに、自然と行けるタイミングは来るしさ。


え、でも…

確かに全部私だけで自己完結させてるっちゃさせてるのか…



えっと、試しに言ってみる?


旦那さんに?


関係ないけど?????



そこまで私の脳内でやり取りをした後、不思議とすぐに身体は動きました。
ちょうど目の前にあった私の銀行口座の通帳(なぜ目の前にある)を手にし、旦那さんの側へ駆け寄ります。

「ねぇねぇ、相談があるんだけど。」


混ざり合わない本音


あくまで、さらっと。
笑顔のまま、軽いノリで打ち明けてみました。


師匠に会いに、6月に仙台に行きたかったこと。
でも、その日程が、例の展示会のある土日と被ったこと。
旦那さんが仕事の時は、私は家でサポートしていたいからキャンセルしようと決意したこと。
だから仙台行きのことは旦那さんに言わないままだったこと。

一緒に仙台に行く予定だった友達のこと。
友達にはもうキャンセルするって伝えたこと。
申し訳ないという気持ちもあるし、でも私のやりたいことを優先させたということ。

さらさらっと伝えてみました。


そしたら旦那さんが間髪入れずにこう言ってきました。


「え!行っておいでよ〜!俺のことは大丈夫だから!だって行きたかったんでしょ?」


ああ、やっぱりそう言ってくれる人だよなぁ。
優しいなぁ。

そう思いました。


「い、いいの?
え、じゃ、じゃあ行ってもいいかな?(目がうるんでくる)
ちゃんと旅費は自分の銀行口座から出すからね。今、残高これだけあってね。(通帳見せながら)

本当にいいの?

…ありがとう(涙が溢れそうに)

で、でも、

でも、


シゲルさん(旦那さんの名前)を置いてまで、行きたいと思ってるかどうかが分かんないぃぃーーっ(ToT)


途中「いや、お金は大丈夫だよ」とツッコんでくれた(ような気がする)旦那さんをよそに、私は号泣し始めました。


一度は行きたいと思っていた旅行が、今や行きたくないと心変わりし。
それが私の本心だと信じて疑わなかったんですが、その下にあった葛藤(これには本当に気がつかなかった)が、旦那さんを目の前にして溢れてきました。


そして私の言い訳は続きます。


だって、土日とも展示会は大変だから、私が支えたいって思っていて(涙ぼたぼた)
だって、いつも私が飲み会の時は、シゲルさんが送り迎えしてくれるし。
だって、私ばかり好きなことして遠方に出かけてるし。
だって、シゲルさんは仕事いっぱいしてて、私は働いてないし。

だって、シゲルさんを家にひとり残して行くのが不安でぇ゛ぇ゛ぇ゛(鼻水)


※旦那46歳、私37歳です。
※私がいないと家の中回らないみたいなことを言ってますが、普段の私は大して家事してません。



こんなことを言いながら、私の頭の中では「いやいや私は何を言ってるんだ」と冷静にツッコみました。
アラフォーがアラフィフを家に残していけないって、どんな夫婦よ。


そしてもはや、どっちが私のしたいことなのか全く分からないんです。
仙台に行きたいのか、旦那さんのために家にいたいのか。


なんだかよく分からない感覚で、それをどこか他人事のように感じながら言葉がたくさん出てきました。

ただ、私はどうも、旦那さんをひとりで仕事をさせることや家で過ごさせることに、大きな大きな「申し訳なさ」を感じていたのは確かだったようでした。

(次回へつづきます)


そんな徳永ですが、コミュニケーションに悩むお客様のサポートが得意です。
今月もカウンセリングのお申し込み、お待ちしています(*^-^)
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