短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2023-12-02

私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法②


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。


あなたがもし自分に自信が持てず、人間関係で悩むことがあるのなら。
あなたがもし自分の中に嫌う性格があって、自己嫌悪することがあるのなら。

「どうせ私はダメなんだ」
「どうせ私は何もできないんだ」

そんなループからあなたが少しでも抜け出すための参考になったらいいなと思って、この記事を書いています。

(…といっても前回のお話を書いたのは、1年9ヶ月前ですけどね!)


【コンプレックスばかりのあなたへシリーズ】
⚫︎ コンプレックスだらけの私ができる伝え方
⚫︎ あなたがコンプレックスを感じてしまうのは、「自分に価値が無い」と証明したいから
⚫︎ 私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法①
⚫︎ 私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法②(本記事はこれ)



今から約10年前。
私は転職当時、仕事のミスが絶えず、さらには周囲の人ともコミュニケーションが上手にとれないと毎日落ち込んでばかりいました。

仕事へ行くのが億劫で、心が折れそうだった私。
なんとか自分の気持ちを落ち着けようと、通勤や帰宅途中の車の中で始めた「朝のお祈りと、夜の反省会」。

心理学のしの字も知らなかった当時の私ですが、偶然にも、この習慣のおかげで、私は徐々に職場で楽に過ごせるようになっていったんですね。


今の私だから分かる、心理学の視点から見た大切な3つのポイントを今日はお話したいと思います。


1.あの時私が言えなかった言葉は何だろう?(自己理解)

2.神様にお願いしてみよう(自己承認・自己受容)

3.チャンスをうかがおう(行動)

これは自己肯定感を上げることにもつながりますし、自分に自信をつけていくことにもつながるので、ぜひ読んでみてくださいね!

ジャンプするために助走をつけてる38歳


1.あの時私が言えなかった言葉は何だろう?


人間関係で落ち込んだとき。
特に自分の至らなさや自信の無さで、うまく立ち回れなかったなぁ、うまく伝えることができなかったなぁと感じるとき。

とっても自分を責めちゃうんですよね。
一回や二回じゃないから。

今までも同じようなことをして失敗したことがあるんですよね。
苦い経験をしたことがあって、後悔もした。

だから、ただでさえ落ち込む出来事があったのに、そこにさらに「ああ、またか」「また私は成長できてないのか」って追撃で自分を責めちゃうんです。

で、本当にもう二度とこんなふうになりたくない!って惨めな想いをしながら決心するんです。


でもですね。
「もう二度と失敗しないぞ!」ってがむしゃらに頑張っていても、また落ち込む出来事ってやってくるんですよね。人生って。

特にもともとコンプレックスや劣等感がある私たちは、なかなか自信がつきませんし。


なのであなたが人間関係で落ち込んだとき、「本当にもう二度とこんなふうになりたくない!」って思う前に、この言葉を自分に投げかけてみてください。


「あの時、わたしが言えなかった言葉は何だろう?」

「あの時、わたしは本当はどうしたかったんだろう?」




自己理解には時間をかけよう


私は、自分が仕事でミスをしたあの時、本当だったらすかさず同僚に「わ~ごめんなさい。また迷惑をかけてしまいました。何度も本当にごめんなさい」って言いたかったんです。

でも怖くて言えなかった。
だって「また」同僚に迷惑かけちゃったから。
彼らが不機嫌になったように見えたから。

申し訳なさ過ぎて「ごめんなさい」がとっさに出なかった。

その場で謝れなかったから、タイミングを逃したと思って、結局その日は言えずじまいだったんです。


だから、帰宅途中の車を運転しながら、私はこう反省したんです。

「あの時、本当はごめんなさいって、言いたかったなぁ」



あなたはあの時、何て言いたかったんでしょうか?
あなたはあの時、本当はどうしたかったんでしょうか?


その出来事から時間が経っててもいいんです。
何日か経ってからでも大丈夫です。

その時の自分が言えなかったこと、できなかったことが何なのか。
それをもう一度ゆっくり思い浮かべる時間を作ってみてほしいんですね。


「私は本当は○○って言いたかったんだよね」
「私は本当は○○したかったんだよね」

こうやってまずは自分の中のその想いを流さないであげてみてください。


嫌な想いを消し去ろうとするときは、あなたの本音までも消し去っている


私たちって何か嫌な思いをしたとき、できる限りその嫌な思いを消し去りたくなりますよね。

嫌な思いをするその環境から逃げたいとか。
嫌な思いをする人とは距離を置きたいとか。
逆にそういう嫌な思いをさせてくる環境や相手をどうにか変えてやろうとしたくなったり。
あんまり嫌だと、記憶そのものを消し去りたいって思ったり。

こっちにばかり意識が向いちゃうんですよ。

で、この時に、「本当はその時に自分が言いたかった想い」とか「本当はその時に自分のしたかったこと」まで消し去ろうとしてしまうんです。

初めからそんなこと思ってなかった。
もともと、できないって分かってたから。

そんな悲しい言い訳を自分にして、嫌な思いと一緒に、自分の本音までも無かったことにしようとしちゃってる。
そのことにさえも気が付かないまま、無かったことにしちゃってる。


あなたの嫌な思い、惨めな想い、悲しかった記憶、つらかった傷。
誰にも気づかれないように、池にぽちゃん、と投げ捨てちゃってる。

深い深い水底に。


そうやって無意識のうちに、自分の意思までぐっと我慢したり、抑圧したりしちゃってるんです。


だから、
「あの時、わたしが言えなかった言葉は何だろう?」
「あの時、わたしは本当はどうしたかったんだろう?」
って思い返してみてほしいんです。

無かったことにするんじゃなくて。
深い池の中から、優しく手ですくってあげるんです。

他の誰のものでもない。
あなたの想いだから。



2.神様にお願いしましょう


その時に言いたかった言葉を認識したところで、結局できなかった。
やっぱり私はダメなんだって感じちゃう。
それがしんどいから嫌だ。

そんなふうにも感じちゃうと思うんですね。

いくら「自分を責めなくていいんだよね」とか「それも自分なんだからって認めてあげないと」と自分自身に言い聞かせても、結局「やっぱり私ってダメだ」って感じちゃうと思うんです。


だから神様にお願いしましょう。


どんな神様でもいいですよ。
仏様でもいいです。
ご先祖様でも、天国にいる大好きだったおばあちゃん・おじいちゃんでも。

自分のチカラだけじゃ自己否定をやめられないこともあります。
自分を受け入れてあげるのに限界もあると思います。

だからお願いしましょう。
お祈りしましょう。



「今度あの人に会ったら、○○って言える私でありますように」

「今度同じことがあったら、○○できる私でありますように」

「今日、自然と言えるタイミングを与えてください」

「私がそのタイミングを生かすことができますように」

「いつかそんな私になれるよう、どうか助けてください」

「どうか私の心を支えてください」


神様の役目


良い意味で「他力本願なお祈り」をしてみましょう。

ただしお祈りをする相手は神様や仏様、ご先祖様をイメージすること。
(もしあなたが他に信仰されているものがあったら、それでも全然いいと思います)


あなた自身のチカラだけで頑張ろうとしないでもいいんです。
あなただけで頑張らないと!成長しないと!変化しないと!って思い詰めなくてもいいんです。


こんなふうに言える私になりたい。
こんなことができる私になりたい。


望み自体はあくまで主観的に表現すること。
でもそんなあなたになる過程を、神様に頼ってみましょう。
その過程であなたが心打ち砕かれないように、神様に支えてもらいましょう。

そういうイメージをしてみるんです。



神様はどんな人でも愛してくれます。
神様はどんなことでも許してくれます。

愛したくてたまらないからです。
許したくてたまらないからです。


天国にいる大好きだったおじいちゃん・おばあちゃんも、にこにこと笑顔でずっと見守ってくれるんです。
孫がどんなになろうと、大好きでたまらないからです。

そんな彼らがあなたの心を直接、優しく支えてくれている。
そんなイメージをしてみましょう。


「祈り」は投影をつかった自己受容・自己承認


心理学的に見ると、この祈りの対象(神様とか仏様)って、自分を投影したものになるんですよね。

今、現に「不完全な自分」がいて。
でも、心の中には「実はなんでも知っている自分」「実はなんでもできると信じている自分」「全能な自分」がいるんです。
これは誰でもです。

ただ、自分では「まだまだだ」って思いたいんです。
現実的に考えて、自分では「何もできない」って思いたいんです。


幼い子どもって、自分に限界を持っていないんですよね。

なりたいものになれるって信じてるし、やりたいことはやれるに決まってるって信じてる。
だから将来の夢も自由に描きますし、突拍子もないことを言って大人を笑わせたりします。


「これはできないんだよ」
「限界があるんだよ」
「今は諦めようね」


そんな大人たちの言葉を耳にしていくうちに、徐々に子どもたちは自分の「不完全さ」というものを腑に落とさせていきます。

そうやってもともと持っていたはずの「全能な自分」の存在は薄れていき、忘れちゃうんですね。


でもちゃんといるんですよ。
あなたの心の中にも本当はいるんです。
「実はなんでも知っている自分」「実はなんでもできると信じている自分」「全能な自分」が。


なるようになることを知っています。
なるべきタイミングがちゃんとあると知っているんです。

子どものときに感じていた感覚を、大人になって思い起こすのは難しいので、代わりに「神様」という存在で呼び起こしていくといいんですね。

あくまでイメージは全能の神様。
何でも許してくれる仏様。
何でも愛してくれるご先祖様。


そんな彼らから心を支えてもらうイメージを繰り返すことが、やがて自分で自分を支えられるようになります。
投影を使った自己受容・自己承認です。


あなたの信頼できる神様で、ぜひイメージをしてみてください。
神様もまた、あなたのために祈ってくれてるんですよ。


3.チャンスをうかがおう


そうして、自分の
「私は本当は○○って言いたかったんだよね」
「私は本当は○○したかったんだよね」
という想いを大切に持ち続けましょう。

その状態で、現実を見続けてみるんです。


あなたが本当はあの時言いたかったこと。
言えるタイミングが、またやってくるかもしれません。

あなたが本当はやりたかったこと。
再チャレンジするタイミングが、また訪れるかもしれませんよ。


うまく言えなくても大丈夫。
上手にやれなくても大丈夫。

変なタイミングでも大丈夫。
遅くなっちゃっても大丈夫。

相手の反応にまた落ち込んだって大丈夫。
失敗したって大丈夫。

また落ち込んだって大丈夫。
また傷ついても大丈夫。


だって神様がついてるからね。
天国のおじいちゃん・おばあちゃんが、またいつでも迎えてくれるからね。
彼らの笑顔、見えますか?


そうやって、1つでも行動してみましょう。


この過程で「本当はそこまで言いたくないことなのかもしれないな」って思うかもしれません。
そう思ったら別に言わなくていいと思うんです。

でも、「言えないんだけど、やっぱり伝えたいんだよなあ」って思うなら、行動してみませんか?


後からでもいいから。
不完全でもいいから。



私は仕事のミスをしたとき、その場ですぐに謝れなかったと落ち込んだんです。
「すぐに謝れなかった…」「明日こそ言えると良いなぁ」「今日こそ言えますように」「今日も言いだしづらかった…」「明日こそ言いたいな」「今日こそ言いたいな」

そうやって一週間以上経ってから、やっと同僚に謝れました。


最初は「謝らなきゃ」って思ってたんですが、「謝りたい」という意欲に自然と変わっていったんです。

私はごめんなさいって言いたかったんです。
やっぱり伝えに行きたかった。

実際にできなくても、本当はやりたかった。


この想いには、自信がありました。


自分の頑張りも池に投げ捨てないで


私がやっと謝れたところで、相手の反応は大したものではなかったような記憶があります。
「ああ、そう」みたいに流されました。

その反応に私はちょっとまた、がっかりしたんですね。


その日の帰り道、帰宅途中の車を運転しながら私は、いつもの反省モードでした。
謝れたんだけど、やっぱり相手の反応を見て落ち込んでました。

でも、

「今日は私に謝れるタイミングを与えてくれてありがとうございます」
「私がそのタイミングを逃さずにいれたこと、感謝します」
「また今度も、こうやって言える私でありますように」


たった1回、謝れただけ。

やっと1回、言えただけ。

でも私にとっては、大きな大きな1つの達成感。

でもそれを無かったことにしないこと。
池に投げ捨てて葬り去らないこと。



そんな心持ちで、無理矢理な感謝のような。
暗い夜道を運転して帰ったのを覚えています。


私はその後、また同じように、職場で言いたいことが言えなくて落ち込んだりすることもありました。
でも言えることも少しずつ増えてきたんです。
その小さな変化が、当時の私にとってはものすごく大きかったんですね。


自信は「自分の想いを許すこと」でついてくる


この出来事から10年以上経った今も、思うようにできなくて気分がどん底になることもあります。

私のうっかりミスも無くならない。
しっかりしていない性格のままです。

失言が多くて、配慮に欠けたことを言っちゃうことも治りません。
友達を不用意に傷つけてしまうこともいまだにあります。

相手が不機嫌になると、どうしてもまだゴマをすっちゃいます。
自分が原因かもしれないと思っちゃう癖も健在です。

短気で小言をついつい言ってしまう性格も相変わらずです。
夫に素直に謝れない日もしょっちゅうあります。

私なんて、って自己嫌悪しない月はありません。
毎月なにかしら人間関係で悩んでいます。


でも、「私が本当は言いたいこと」「私が本当はしたいこと」に意識を向けるだけで、落ち込んだ状態から回復するスピードが速くなってきたんです。

コンプレックスも劣等感もそのまま。
自分に自信は持てないまま。

でも、自分の中の「言いたい」「やりたい」って想いにだけは自信がある。
それが「自分の想いを伝えていいんだ」って自分自身を許せることにつながったんだと思います。



ごめんなさい。
私がいけなかったんです。
ありがとうございます。
嬉しいです。
助かりました。


あなたがもし、私と同じようにコンプレックスがあって、自分に自信もなくて、自分責めばかりしてしまうのなら、今日のこのポイントを意識してみてほしいんです。


1.あの時私が言えなかった言葉は何だろう?(自己理解)

2.神様にお願いしてみよう(自己承認・自己受容)

3.チャンスをうかがおう(行動)


もし言える自分になれたら。
もし言える自分になれるなら。

あなたの嫌な思い、惨めな想い、悲しかった記憶、つらかった傷と一緒に、「あなたが本当は言いたかった言葉」「あなたが本当はやりたかったこと」を池に投げ捨てないように。

深い池の中から、優しく手ですくってあげてください。

他の誰のものでもない。
あなたの想いは、あなたにしかすくえないんですから。




今回の記事で何かご質問やご感想などがあれば、ぜひお送りください〜!



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