人の道に寄り添う。命の道に寄り添う。生きることを諦めないカウンセリング。

2021-10-14

人の表向きの性格に合わせるのが苦手です


今日もお悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談に、回答したいと思います。


こんにちは。良ければご回答いただけると嬉しいです。

私は職場でもそれ以外でも、私と相手の2人~3人になった時に相手の裏の本音というか、「実は私こう思ってるんだよね」という話をされることがよくあります。

複数で話していた時には普通にしていた女性が帰りのエレベーターで
「さっきはあの人ああ言ってたけどそんなわけないよね」
と先ほどの状況を今になって反論するようなことを言ったり、
いつも営業スマイルの男性が飲みの帰りで
「俺(相手のことを)本当嫌いだから話しかけないでほしいわー」
とその場にいない人を思い浮かべて笑いながら言ったり、
そして本人達はたぶん言ったことを瞬時に忘れています。

「この人はこういう本音があるのか、ふーん」と思って違う日になると相手が表向きの態度になり話しかけてもそっけなかったり、複数だとさらに性格が変わり輪に入りづらかったり(入らせてもらえなかったり)、でも二人になると愚痴モードになったりで「前の人格どこ行ったの」みたいなことになります。

私が、うわー訳がわからないよと思っているのが伝わるのか後々本人から警戒されたりもしますし、許せる範囲ならそのまま関係を続ける人もいます。
そして、なぜかそういう人と距離ができてもほっとするよりも少し傷付いている自分がいて、息苦しいです。
あーあ、またうまく出来なかったと思っている気がします。

今思うと親がわりとこういうタイプでもあったのですが、心理学的な面からはどうすれば同じ状況を繰り返さないようにしていけるでしょうか。

よろしくお願いいたします。

(ご相談者:uniさん)元URL





uniさん、ご相談ありがとうございます。
カウンセラーの徳永麻由子です。

中学生や高校生の時、友達グループ内でそんな会話をよく耳にしていましたよね。
そして社会人になっても職場で同じような会話が繰り広げられ…
uniさんの親御さんも似たようなタイプだったとのことですから、悲しいことに、昔も今も"あるある"なんでしょうね。


uniさんは短い文章の中でお悩みや状況、心情などを端的に説明するのがお上手なんですね。
そしてとても繊細で、人の心の機微を捉えることに長けていらっしゃるんですね。

まずは心理学的観点で、何が起こっているか?からご説明してみたいと思います。



悩みが教えてくれるメッセージ


uniさんは今回のお悩みの中で、強い信念を抱いていること、お気づきでしょうか?


> 私が、うわー訳がわからないよと思っているのが伝わるのか後々本人から警戒されたりもしますし、許せる範囲ならそのまま関係を続ける人もいます。

とのことなので、そういった態度をとる人のことが "本当は" 苦手なんですよね。
できれば関係を断ちたいと、"本当は" 感じていらっしゃるんですね。
「許せる」という言葉を使われていたので、そういう人たちのこと、"本当は" 許せないんですよね。


きっとuniさんご自身は、

・嘘をつきたくない
・陰口をたたきたくない
・裏表のない人柄でいたい
・誠意ある行動をとりたい

という生き方を本当はしたいんじゃないかな?と感じましたが、いかがでしょうか?



苦しみは1色じゃない


そうは思っても、人間関係って複雑なもので。
相手が変わればこちらの対応も変わってしまい、振り回され、なかなか思うようにいかないと感じることって多いですよね。

相手が陰口をたたいている時、中立に徹しようと思っても、心が揺さぶられたりしませんか?
私は一緒になって悪口は言わないようにと聞き役に徹しようと思っても、ついつい「うんうん。そうだよね~」って相槌を打ってしまうことありませんか?
この人は裏表のある人なんだと割り切ろうと思っても、今は表の顔か?裏の顔か?と相手の顔色をうかがっちゃいませんか?
もしかして今、私が悪口を言われてるんじゃないか?とビクビクしちゃいませんか?


ああ、こんな人とでも、私はまたうまく付き合うことができなかったなぁ…

うまくやりたかったなぁ…

寂しいなぁ…

必要とされたかったなぁ…

役に立ちたかったなぁ…

さみしいなぁ。



でも、本当は許せなくて。

「NO」って突き放したいのに、言えなくて。

でもでも、本当は嫌なの。

お願いだから、みんな陰口を言わないでほしい。

お願いだから、私に聞かせないで。

表の顔と裏の顔がくるくる入れ替わるところなんて見たくない。

うまくやっていかなきゃなのに、やめてほしい。

どうすればいいか分からなくなるから、やめてほしい。



「人の表向きの性格に合わせるのが苦手」だと感じてしまう気持ちの下に、こういったいろんな思いがたくさん、あるのかもしれません。



そこで、uniさんにおススメしたい3つのステップをご紹介したいと思います。



1.自分の望む生き方を知ること


「信念を貫く」とか「信念を曲げない」という表現があるように、uniさんはそういった強い意志をお持ちなんだと思います。
はっきりと思考で考えている訳ではないかもしれませんが、uniさんの心はそういった生き方を望んでいるんじゃないかなと思うんですね。

uniさんはとっても誠実なんですよ。
そしてとっても正義感が強いんです。

だから本当は、uniさんご自身がそういった生き方がしたいのに、誠実に人と付き合いたいのに、それができない今の環境がものすごくストレスなんでしょうね。
そしてそのuniさんの信念を、知らず知らずのうちに、相手にも求めているのかもしれません。

ちゃんと人と誠実に接してほしい。
裏表の顔をつくらないでほしい。
他人に対しても。
私に対しても。

って。


それぐらい、大切にしている信念を私は持っているんだな。
それぐらい、私は人のことを大切に想っているんだなあ。

こんなふうに、"自分の大切にしたいと思っていること"に気が付いてあげること、良かったらまず心がけてみてくださいね。



2.自分と他人の線引き


それってつまり、「自分とはどういう人間か」ということを認識することに繋がります。
"自分らしさ"とも言えますね。

そうやって"自分らしさ"を意識するついでに、相手のことも巻き込んじゃいましょう。



私は人と誠実に接したいと思っている。
だから、それに反している人を見ると尊敬できないって感じちゃう。

私は陰口をたたきたくないと思っている。
だから、陰口をたたく人と距離を置きたいって感じちゃう。

私は人を大切にする生き方をしたいと思っている。
だから、人を大切にしない人と一緒にいると悲しいって感じちゃう。



これが"uniさんらしさ"です。

uniさんらしさなので、しょうがないですよね。
だってそれがuniさんだからね。
だから、そう感じちゃうことも「しょうがないよね」とセットで唱えてみましょう。



私はこうだけど、相手はこう。
だから私はこう感じちゃう。
しょうがない、しょうがない。



こうやって、だんだん、「私」と「相手」を線引きしていくんです。

その時私たちはついつい、「良い」とか「悪い」とか「正しい」とか「間違ってる」と判断したくなるんですが、それは考えなくて大丈夫です。
ただ単に「私はこうだけど、相手はこう。」と、色分けをするだけ。


そうやって自分と他人の違いを意識していくと、たくさんの"自分らしさ"に気が付けるようになります。

私ってこういうところがあるんだなあ。
私って以外とこんな風に思っていたんだなあ。

だんだん自分の中に、いろんな考えや感情があることに気付くんです。
自分の頭の中や心の中を細分化して、いろんな要素を持っていることを知るんですね。
ときには相反した考えを持っていることに気付くかもしれません。
心が右に大きく振れたかと思えば、今度は左にまた大きく振れるような感情に気付くかもしれません。

それも含めて全部、"自分らしさ"なんですね。



3.いろんな要素の線引き


心の世界って不思議なもので、自分に対する見え方が変わると、他人に対する見え方も変わってくるんです。
相手の態度や性格が全く変わっていないのに、彼らに対する見え方は変わってくるんです。

uniさんの中にいろんな"自分らしさ"があるように、相手の中にも"その人らしさ"というものを見つけられるようになります。
uniさんの中に矛盾したようないろんな要素があるのなら、相手に中にもいろんな要素を感じ取れるようになります。

Aさんが人の陰口たたくところは尊敬できないんだけど、でもちょっと優しいところもあるんだなあ、とか。
Bさんは誰に対しても表向き良い顔するから信頼できないんだけど、でも頑張り屋なところもあるんだなあ、とか。


これが「自分と他人の線引き」の、次のステップです。

自分の中にもいろんな部分があるように、相手の中にもいろんな部分がある。
「人の中にあるいろんな要素の線引き」ですね。



これができるようになると、人間関係がぐぐっと楽になるんです。

「この人のこの部分は嫌いだけど、この部分は尊敬できるんだよね」とか「あ、この人ってただ単に不器用なだけなんだな」とか「あれ?もしかして恥ずかしがり屋さんなだけ?」とか「この人のここだけ見てればいっか」とか考えられるようになっていきます。

「"この人"とうまく付き合わなきゃ」とか「"この人"に合わせなきゃ」といった思いが薄らぐんですね。


そうやって、相手の細分化された要素にフォーカスをあてていくと、uniさんが言われていた「表向きの性格」という見え方以外の見え方ができるようになるんじゃないかなあと、私は思うんですね。

この人は、そういうところもあって、でもこういうところもある。
私はそういう表現はしないけど、この人はそういう表現をする。
しょうがない、しょうがない。


もちろん、「あ~~!どっからどう考えても、この人の全てが無理~~~!!」って感じちゃう相手も出てくるかもしれませんが、そういう人とこそ、距離を置くという選択をされてもいいと思うんです。
だってuniさんは無理だと感じちゃうんですものね?
そう感じちゃうのもまた、しょうがない、しょうがない。です。



チャレンジも「心地良いものから」で良い


これらの方法、最初から完璧にこなそうと思わなくて大丈夫ですよ。

ご自身で認識されている、とっつきやすいところからチャレンジしてみてください。
1個だけでも良いです。

私はこういう生き方がしたい。
私はこういうことを大切にしたい。
だってそれが私らしさだから。
私は私。
他人は他人。


そして徐々に他の要素も、「ふーん?これが自分らしさと言われても、自分では実感ないんだけどな~」って思いながら、とりあえず上の言葉を呟くだけでもいいです。
そうやってuniさんがご自分と向き合われた分だけ、生きやすくなります。


どんな相手が目の前にいても、「え?私はそんなこと思わないけど、あなたはそう思うんだね~」と心の中で思えるようになったり。
いつかそれを相手にもさらっと直接言えるようになったり。
たとえ相手の態度が悪くなっても、以前よりはあまり気にならなくなったり。
相手と距離がとれなくても、今までよりは苦しくならなくなったり。
その相手と距離ができて、決別したとしても、あーせいせいした!すっきり!って思えるようになったり。

そんなふうに自由を感じられるようになると良いですよね。



それでもやっぱりしっくりこないなーとか、自分らしくなれないなーとか感じられたら、是非カウンセリングも利用してみてください。

もしかすると、悩みの問題はもっと根深いところにあって、思春期時代の交友関係や親御さんとの関係からきているのかもしれません。
なかなか状況が改善しないときは、ここから付き合ってみるのも一つの手です。

カウンセリングの良いところは、クライアントさんのためだけにオーダーメイドの内容が用意されてるところです。
ちゃんとご本人からお話を直接うかがえると、それだけ情報量も違いますから、クライアントさんの納得感・理解度というのはやはり大きなものがあると思います。

uniさんがやってみたいなと感じられたものが一つでもあるといいなと思います。
私もエールを送っていますよ。





心理カウンセラー根本裕幸氏の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーやコーチがお答えする、お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」。

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是非ご活用くださいね。

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