短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2022-02-19

私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法①


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

前回、どうして「コンプレックスを感じてしまうのか」について記事を書きました。
そしたらありがたいことに、私の想像以上にあちこちから反響をいただきまして(*´▽`*)
とても嬉しかったです、ありがとうございました!


【コンプレックスばかりのあなたへシリーズ】
⚫︎ コンプレックスだらけの私ができる伝え方
⚫︎ あなたがコンプレックスを感じてしまうのは、「自分に価値が無い」と証明したいから
⚫︎ 私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法①(本記事はこれ)
⚫︎ 私がコンプレックスを無くさず、自己嫌悪しながら、自己肯定感を上げた方法②



劣等感やコンプレックスを感じちゃう理由。
簡単に言うと、自分の中に「自分は価値がない」という思い込みがあるから、というお話しでした。

これ以外の原因ももちろんありますが、前回は基本のパターンで説明をしてみました。


やっぱりみなさんもコンプレックス、感じちゃいますよね。
大人になってもなかなか無くならないんです。
だからこそ私は今も大切に(?)コンプレックスを集めに集めて、100個以上も持ってるんです。


で、じゃあどうしたらいいのよ!?という方へ。

心理カウンセラーだったら「自己肯定感をあげましょう!」とか「無価値観を癒しましょう!」というお話が多いと思います。

ただ今回は、私自身が心理学の"し"の字も知らなかった頃に、実際に取り組んでいた「コンプレックスが気にならなくなったエピソード」をご紹介したいと思います。


この私の体験談、私がおこなっているカウンセリングでもよく紹介をしています。

特に、
人の目ばかりを気にして生きてきた人。
自分の想いをうまく人に伝える勇気がない人。
自分の本音が分からない人。
におススメですよ。





転職で余計に自信を無くす


私がまだ心理学に出会う前。
20代後半でとある会社に転職したばっかりの頃です。

その会社は20代~40代の人が多く、かつバリバリ仕事ができる人たちばかりでした。

就業時間内は終日ずっと電話が鳴り響いていて、その電話をとりながらものすごい勢いでみんな仕事をこなしていたんです。
部署によっては残業も多く、とても忙しい会社でした。

新しい職場ってだけで、とっても緊張しちゃいますよね。
人の名前は覚えられないし、業務も分からないことばかりで、何も一人でできないですし。

そこにさらに、私はたくさんのコンプレックスを持っていました。


もともと引きこもり&フリーター生活を送っていたこと。
電話やメールのマナー、名刺交換マナーが全く分からない。
電話先の人が何言ってるか全く分からない&聞き取れない。
人と調子よく話せるのはテンションが高い最初のうちだけ。
その場にふさわしい発言ができない。
空気読めるようで読めない。
見た目綺麗じゃない。
性格も女性らしくない。
成長できない。
立派じゃない。
年齢の割に社会人らしくない。
人の役に立てない。
などなど


それ仕事と関係ある?と思われるものもあるかもしれませんが、結局もともと自分に自信がない状態なので、なんでもこじつけちゃうんですね。たとえそれが人間関係だろうと、業務内容だろうと、何かあると全て自分の〇〇のせいだと思い込み、ネガティブに考えていました。


なので私は毎日、通勤途中の車の中でお祈りをしていました。

片道、車で1時間。


「今日は誰かの役に立てますように」
「今日は何か一つでも成長がありますように」
「どうかうまく立ち回れますように」



(ドライバーは運転中、くれぐれもご注意くださいね!)


行動をおこせなくてさらに自信を無くす


何週間か経つと、当然、できるようになった業務もありました。
でも毎日、ミスをしてしまう自分のことばかり気にしていました。

今日は何の迷惑をかけた?
今日は誰に手間をとらせた?

って。


これは、前回の記事で説明したように、「私は人の役に立てない」という強い思い込みが、私の心の中にあるからです。
だから「できたこと」よりも「できなかったこと」ばかり気にしちゃうんです。



そこで当時の私は、
「役に立てないなら、せめて正直でいよう!」と決意します。


誰かに迷惑をかけてしまったときは、ごめんなさいと謝る。
誰かに助けたもらったら、ありがとうと感謝を伝える。
自分がミスをしたときは、正直に、私のせいですと言う。


シンプルなんですが、素直でいることとか正直にいることって、とても大切なことなんですよね。
人間関係では特に、信頼に関わってきます。


ただ、意外とみなさんにも多いと思うんですが。
正直に言えるときと、言えないときがありませんか?



私がそうだったんです(´;ω;`)



行動できないときには理由がある


私は、すぐその場で謝れるときもあったんですが、変に考えちゃってうまく謝れないことも多かったんですね。
感謝の言葉も、なんだか恥ずかしくなっちゃって、結局チャンスを逃して言えずじまいだったことも少なくありませんでした。

そうすると、いざ謝れるときがやってくると、余計に緊張してきちゃうんですね。
いざ、ありがとうと言おうとすると、今このタイミングで本当にいいのか?って、頭の中でぐるぐると考えちゃうんですね。



今の私だからこそ分かりますが、これは、私の動機が原因でした。

「正直でいよう」と思ったのは良いことだったんですが、実際にしていたのは「正直でいなきゃ」「正直でいるべき」という意識だったんです。
正直でありたいなと思っていたのに、いつの間にかそれが「義務感」になってしまっていたんですね。
それが、私をより一層きつく縛っていたんです。


ごめんなさいを言いたい、ではなく、
ごめんなさいって言わなきゃ!

ありがとうを言いたい、ではなく、
ありがとうって言わなきゃ!



義務感では、人の心は、そう簡単に変われません。動けません。
でも当時の私はそんなことを全く知りませんでした。

そんなことを全く知らなかった私は、「ごめんなさいも言えないのか」とか「ありがとうも言えないなんて」と、どんどん自分の自信の無さばかりが大きくなっていきました。



そんな一人反省会を、私は毎日、帰宅途中の車の中でしていました。

片道、車で1時間。




「今日もミスをしてしまった」
「今日も●●さんに迷惑をかけてしまった」
「あの時、すぐに謝れればよかったなあ」
「本当はあの場でお礼言いたかったんだけどなあ」



(ドライバーは運転中、くれぐれもご注意くださいね!)


訪れた変化


車の中の朝のお祈りと、夜の反省会。

これを毎日、自然とやっていたんですね。
そうでもしないと、心が不安でしょうがなかったんです。
落ち着いて運転なんてできませんでした。
何かにすがっていたかったんですね。


すると3〜4ヶ月ほど経った頃でしょうか。
徐々に、職場での私に変化が表れ始めました。


その場で発言したい言葉を、なぜか発言できるようになってきたんです。

ごめんなさい。
私がいけなかったんです。
ありがとうございます。
嬉しいです。
助かりました。

徐々に、確実に、本人に伝えられるようになってきました。

そして、私は自分のミスで落ち込むことが減ってきました。

ミスが減った訳ではありませんでした。
仕事で何か自信がついたわけでもありませんでした。

謝罪と感謝の言葉を人に伝えていただけで、私はなぜか自分の「人の役に立たないところ」、「社会人として成長できないところ」、「自分にはあまり価値がないこと」が以前ほど気にならなくなっていきました。


全く無くなった訳ではないんです。
入社当初のように常にビクビクしていたり、必要以上に自分のミスが気になっていた時の自分と比べて、少しマシになったんですね。

でもこの"少しマシになった"という差は、私にとっては、とてもとても大きな恩恵でした。


その少しマシになったおかげで、より一層、謝罪や感謝の想いを人に伝えられるようになり、自分の想いや考えも、以前よりは発言しやすくなりました。
そうすると、ミスも減るし、仕事を覚える余裕もできてくるし、人間関係も穏やかになるしで、良いことづくめでした。



この時の私はまだ、自分の不出来さや役に立たないことへの「自己嫌悪感」が緩んだことに、気が付いていません。


でも、今思えば、確実にこの出来事がその最初のステップでした。


コンプレックスが無くなったわけじゃない。
私が自信をつけたわけでもない。
自分責めが無くなったわけでもない。



私が当時おこなっていた「朝のお祈りと、夜の反省会」には、偶然にも、心理学におけるとても大切な3つの要素を含んでいたんです。


それは次回。
今度は心理学に沿ってお話ししていきますね。



徳永麻由子(プロフィールtwitter Instagram

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