短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2022-03-06

桜の時期に考える、あなたの本当に望む人生の見つけ方。


※「死別」「離別」の言葉に抵抗のある方は、お控えくださいね。


最近、めっきり春らしい気候になりましたよね。
私の周囲では、梅の花が見頃になったり、早咲きの桜が咲いていて、とっても綺麗です。
春の訪れを感じると、冬の間にちぢこまっていた身体が、ほわぁぁっと和む感覚に包まれますよね。


私はこの時期になると、ふと考えることがあります。


「私は、人生で、

あと何回、この桜を見れるんだろう?」








春の数え方


桜が咲く前の、この時期。
みんなが「もうすぐ春が来るね」って、わくわくしだす時期。

喜ばしい春。

その春を、私は、あと何回、経験できるんだろう?



そう考えるきっかけをくれたのは、私の父でした。



私の父は、私が高校生の時に、病気で他界しました。
亡くなる前、治療のために入院していた父は、しきりにこう言ってたんです。


「今年の桜は、見れるかなあ。」



季節は毎年巡るし、春は毎年やってくるもの。
当然のようにそう思っていた当時の私は、初めて、経験できる季節をカウントする人を、目の当たりにしたんですね。


父は、ザ・昭和の九州男児のような人でした。
弱音や泣き言を言わない。大黒柱の威厳が第一。短気で暴力的。まさに瞬間湯沸かし器。思い切った行動ばかり。家族は皆、父に怯えてばかり。

そんな父が、亡くなる前につぶやいた言葉。


「桜、見たいなあ。」


結局、その年の桜を見る前に、父は他界しました。
自分の命の終わりを憂いて、桜へ想いを託した父の言葉とうなだれた横顔を、私は今もはっきりと覚えています。


それから3月になると、私は毎年、自然と思い出すんですね。


今年咲く桜は、父が心から見たいと願っていた、未来の桜だ。




想いの探し方


皆さんは、どうですか?


あと何回、桜を見たら、「もう十分見た」と感じるでしょうか?

あと何回、春を感じたら、「もう十分生きた」と感じると思いますか?




あと50回だったら。
想像がつかないぐらい未来だから、ちょっと安心かも。


あと20回だったら。
なんだか少なく感じる…嫌だなあ…。
もっと長生きしたいなあ。


あと10回だったら。
少なすぎて寂しいな。
いろんな桜の名所を見に行きたいかも。


あと5回だったら。
毎年、桜のシーズンは毎日、同じ桜の下でたくさん時間を過ごしたい。


あと2回だったら。
大切な人と、涙を流して、ゆっくり桜を眺めたいな。


あと1回。今年が最後だったら。
笑顔いっぱいの私を、桜の下で、たくさん写真に残してほしいな。




人生に終わりが来るなんて、思ってもいないとき。
人は「まだそんなに怯えなくていいんだ」って安心感を持っちゃうんですよね。

だから桜をどう愛でたいかとか、春をどう過ごしたいかとか。
そんなこと考えたこともありませんでした。

どんなふうに生きたいかとか、どんな人生を歩みたいかとか。
なんとなくの希望はあるけど、ぼやっとしたイメージしかありませんでした。

日常ってそういうものですよね。



でも、それを経験できるのが、あと5回だったら?
あと2回だったら?

本当は、どう過ごしたい?
本当は、何をしたい?

って。
初めて、必死に自分の中の想いを探そうとするんですよね。



今年で最後だとしたら?

最後に何をしたい?
誰に、どんな言葉を伝えたい?
誰に、何を残したい?

って。




私もついつい、時間が無限にあるかのように感じちゃいますし、だらだらと取り止めもなく一日を終えることもあります。
日々の忙しさで、そんなことを考える暇も無い人って、少なくないと思うんですよね。

未来は当然のようにやってくるもので。
なんとなく描いている夢やビジョンは、努力し続けていればいつかたどり着けるものだと思っていて。

普段は、そうやって未来を信じていていいから。

私たちには未来があると思っていていいから。

時々でいい。

1年に1回でもいい。



「私に残された時間が、あと1年しかなかったら、」

「私に残された時間が、あと1ヶ月しかなかったら、」



そう考えた時、

何をしたいですか?

誰の顔を思い浮かべますか?

どんな心残りが、ありますか?



それはあなたの人生にとって、とても大切なものです。
とても価値のあるものです。


本当は、それが大切なものだって、あなたは知っていたでしょ?
本当は、その人が大切な人だって、分かっていたでしょ?




想いの強さは価値の大きさ


私が、あと何回桜を見ることができるか?という問いに対して出てきた想い。
この前、これを実際に考えてみたのですが、残りの回数によって、私の想いの強さが違うことが自分でも分かりました。



> あと10回だったら。
> 少なすぎて寂しいな。
> いろんな桜の名所を見に行きたいかも。

私は「未知を経験したいという欲求、好奇心が旺盛」だということが分かりますね。



> あと5回だったら。
> 毎年、桜のシーズンは毎日、同じ桜の下でたくさん時間を過ごしたい。

私は「時間をゆったりと使いたい人、心から満喫したい人」だということが分かりました。



> あと2回だったら。
> 大切な人と、涙を流して、ゆっくり桜を眺めたいな。

私は「大切な人と、経験や思い出を共有したいという願いを強く持っている」ことを認識できました。



> あと1回。今年が最後だったら。
> 笑顔いっぱいの私を、桜の下で、たくさん写真に残してほしいな。

私は「笑顔いっぱいの人でありたいという人生観を持っている」ことが分かりました。



最後にいけばいくほど、大切なもの。
私の人生にとって、価値あるもの。
想像するだけで、幸福な想いが身体中を巡るもの。



今年の桜が綺麗に咲いた頃、
みなさんも考えてみませんか?



この桜は、誰かが見たくても見れなかった桜かもしれない。


あなたはどんな人生を歩みたいですか?

あなたはどんな生き方がしたいですか?


自分の本音を、間違えないように。
大切にしたい人を、見失わないように。
精一杯、自分は生きたんだと思えるように。


怖くて1人で考えることができない人。
1人で考えても良くわからない人。
そんなあなたは、私と一緒に思い出してみましょう。

あなたの人生と、あなたの命について、一緒に想いを寄せてみませんか。



徳永麻由子(プロフィールtwitter Instagram

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