短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2023-08-17

心のシャッターを下ろしたくなるあなたのための2つのポイント。感情の目的を知ることと諦めるべきこと。


恋愛がうまくいかなくて投げやりになっちゃうとき。
旦那が全然分かってくれなくてイライラするとき。
家族がいまだに自分に重くのしかかってくるとき。

八方塞がりでもうどうしたらいいか分からなくて、この関係を終わりにしてしまうことでしか解決策はないんじゃないかと思い悩んでしまうことってあるよね。

今日はそんなあなたのための記事です。



ぜんぜん私のことを一番大切にしてくれない彼氏のために。
いつまでたっても私のことを分かってくれない親のために。

相手を傷つけないようにこっちは言葉も選んできたし、もうこれは相手の問題だからと自分に言い聞かせてきたし、私は私で楽しいことを見つけようと努力もしてきたし、そんな自分の想いも相手に伝わるよう誠実に話し合ってきたし。

相手のことを理解しよういろんな勉強もして。
相手を責め立てたくなるときも、ぐっと我慢して。

そのおかげでやっと状況が少し良くなってきたかなと思っていたのに、やっぱり変わらない現実が目の前に突き付けられる。

「ああ、またか・・・」って。



もうどうしたらいいか分からなくて。
とにかく、つらすぎて。

絶望的で、自暴自棄になりたいし、なんかもう相手とのことも全部壊してやりたくなるんだけど、でもそんなことするとこの状況はもっと悪くなるだけだって分かってて。


でもじゃあ、
私はもっともっと、まだまだ頑張んなきゃいけないの?
いつまでこんなに苦しい思いを味わえばいいの?
なんでいつも私ばかり頑張らなきゃいけないの?

「私はどうしたらいいの?」「私はどうしたいの?」って自分で考えてみても、感情に飲み込まれそうになるのがつらくて、嫌でしょうがない。

そんな自分自身のことが一番、嫌でしょうがない。


そんなあなたは、
本当は、何が言えなかったんでしょう?



あなたが苦しいのは、
彼との未来が無くなったからでもない。
大好きな人に好きになってもらえなかったからでもない。
大切な人と喧嘩別れしてしまったからでもない。
家族と仲直りができないからでもない。
職場の人間関係で心が休まらないからでもない。

自分の本音を言えないから、苦しいんですよね。


言ったら相手に迷惑がかかっちゃうから。
言ったところで相手に理解してもらえるか分からないから。
言ったら重い女だって思われちゃうから。
言ってもどうせまた傷つくのは自分でしょって思ってるから。
言って空気が悪くなるのは耐えられないから。

そんな理由が頭の中にはいっぱいあって、つらくなっちゃうんですよね。

だから結局、相手には何も言わないの。


そう。
自分の本音を言えないんじゃない。

言わないって決めたんです。
あなたが。

自分の本音は言っちゃだめだって禁じてる。


これが一番苦しいんです。



彼との幸せな未来を夢見ることもダメ。
もしも、って願ってもいけない。
寂しいから会いに来てほしいなんて思っちゃダメ。
来年はもっと一緒にいたいって想像しちゃいけない。
温かい家族なんて自分には無縁。

そうやって私はこれからも生きていくんだろうな。
どうせそれが私の生きる世界なんだろうな。

自分ってそういう存在なのかな。


そんな「自分に対する絶望感」が、あなたが今感じている相手へのイライラの”正体”であり、自己嫌悪の”正体”であり、心のシャッターを下ろしたくなる気持ちの"正体"です。


そんな絶望感を、誰だってストレートには感じたくないです。
自分がそんな存在だなんて直視したくないから。

だからこそ、その代わりに、
自分がこんな気持ちになってしまうのは、

相手が心を開いてくれないせいだ!ってむしゃくしゃします。

こっちが向き合いたくても、相手が全然LINEの返事を返してくれないからよ!とイライラします。

いつも私ばかり振り回されて!って被害者の座を譲れません。

相手の実家のごたごたや家族の問題さえなければ!と恨みつらみを言いたくなります。


目に見える分かりやすい出演者(事象)を代わりに使って、自分の心の奥底にある「自分に対する絶望感(心象)」を感じてるんです。



そんな時、あなたに忘れないでいてほしい大切なポイントが2つあります。


この八方塞がりの状況ってものすごくつらいんですよね。
だからこのつらさを終わらせたくて、相手との関係性も強制的に終わらせたくなります。

相手に怒鳴り散らしたくなったり、泣きわめいてみたくなったり、責め立てたくなったり、こっちから煽って相手を怒らせたくなったり、とことん無視してやりたくなったり、何も言わず縁を切ってやりたくなったり。

そうやってどんな形であれ、もう”おしまい”にしたいんですよね。


あなたがもしそういった言動をとったとします。
そんなあなたに対して、相手はどう感じるでしょうか?

大抵の人は、あなたと距離を置きたがったり。
心理的に離れたいなって思ったりね。

つながりがもっと切れちゃいます。


あなたにとっては、「そもそも相手が距離を縮めてくれないんだから、つながりが切れるのもあっちのせいじゃん」と感じるかもしれません。

でも、心の世界では逆。

相手の言動がどうであれ、あなたが先に、相手と距離を置こうとしてるんです。



例えば、あなたの目の前に、ひどく傷ついた猫がいたとします。

誰かから傷つけられたのか、自分で傷ついちゃったのか分かりません。
警戒心をあなたに向けて、シャーッ!と威嚇してきます。
あなたがその子に餌をあげようとしても、手当をしようとしても、優しく声をかけても全く反応を示さなくて。
もともとそういう性格の子なのかもしれません。

もし、あなたが猫好きだったなら、どう感じるでしょう?

その子の反応がどうとか、あまり気にしないんじゃないでしょうか。

たとえ爪で引っかかれても、あなたは手を差し伸べたいって感じるんじゃないでしょうか。



あなたが相手と距離を置こうとしていたからこそ、相手の言動にイライラもやもやを感じちゃいます。

相手とつながっていたいという気持ちよりも、自分にはそんなことできるわけがない(そんなことしちゃだめだ)っていう怖れを強く感じちゃうからです。


だから自分の本音を相手に言わないことを強く心に決めてるんです。
その決意を正当化するために、いろんな理由を相手や自分の中に見つける努力をします。


私に警戒心を向けてくるから。
シャーッ!て威嚇してくるから。
爪で引っかこうとするから。

きっとこの子にとって、私は必要ない存在なんだろうな。
この子を助けて、手当してあげたいなんて思っちゃうのは変だよね。


そんなつらい気持ちが貯まりに貯まって、気付いた時には相手との関係性に”おしまい”が訪れてしまう。

そして相手から距離を置かれることで、あなたはこう思うんです。


「ほら、やっぱりね。」


「ほら、やっぱり自分にはそんなことできるわけがない」っていう「自分に対する絶望感」はやっぱり正しいのねと、より一層強く信じ込もうとします。

これが、関係性をおしまいにしたくなった時に感じる「感情の目的」です。



ほら、やっぱり私は分かってもらえなかった。
ほら、やっぱり私ってそんな存在なんだ。
って納得したがってるんです。


そんな悲しい絶望感を何度も何度もループして感じ続けるために、あなたは心の扉のシャッターを閉めたくなっているだけ。

私は傷ついた猫にさえ助けを求めてもらえないんだと。
助けようとしても私なんかに助けられるわけがないと。

そんな悲しい想いをただひたすら感じ続けるために、本当は手を差し伸べたくなる猫を前にして、その子に背を向けたい想いに駆り立てられている。


まさか自分でこんな一人芝居をするなんて信じられないと思うかもしれませんが、私たちの意識レベルは、それぐらい深くにある無意識層によって支配されています。
自分では思ってもみない行動をとらざるを得ないんです。

だからどうか、この感情の目的を知っておいてほしいんです。

相手の言動がどうとか、状況がどうとかはあまり関係ないんです。
あなたが全然前に進めていないわけじゃないんです。
あなたがただただその絶望感を味わうために、無意識にその衝動に駆られているんだと。
まるで自分で自分を孤立させようとしてるだけなんだということを。

このことを心の片隅に留め置いてください。



そしてもう一つ。

「そう思っちゃうのが今の自分なんだよね」って諦めましょう。


しょうがないんですよ。
だって自分に自信が持てなかったり、コンプレックスがあったり、嫌なトラウマがあったり、相手にもいろいろ求めてしまったり。
感情もうまくコントロールしたいのに、やっぱり振り回されちゃうんだもん。

しかも、相手に迷惑をかけたくない、重い女になるわけにいかないってプライドもあるし。

しょうがないんです。
不器用なんです。
矛盾もいっぱいあります。

それが、あなたなんです。


「でも、そうやって私はこれからも生きていくのかもしれない。
それが私の生きる世界なのかもしれない。
私ってずっとそんな存在なのかもしれない。

そんなふうにやっぱり気分がどん底に落ちちゃう。」

しょうがないですよね。
だってそう感じちゃうのが今のあなたですものね。


「悔しい。
認めたくない。」

でも、しょうがないですよね。

本当、しょうがないんです。


何もしてくれない彼氏にイライラするときも、全然成長してくれない旦那にもやもやするときも、家族がちっとも動いてくれなくてため息が出るときも、何もかもうまくいかない自分に自己嫌悪しちゃうときも。

シャーッ!って威嚇されるのが悲しくて、爪でひっかかかれるかもしれないって怖くて、手を指し伸ばせないちっぽけな自分も。

そんな自分を認めたくない。
だって認めてしまえば、私は誰の幸せにもなれないってことを認めてしまうようなものだもの。

でもそんな「自分に対する絶望感」が自分の中にあるんだなって、諦めましょう。



その絶望感をいろんなものに投影してしまうので、今目の前で起きている現象が「問題」と感じちゃうんです。
分かりやすい出演者を使った「演出」です。

それぐらい、あなたの中には認めたくない自分自身が存在してるんです。

彼の望むように彼を愛してあげられない自分を、許せないんです。
そのままの彼を愛してあげられない自分を、許せないんです。
何もしない家族を愛してあげられない自分を、許せないんです。

「あなたも”何者”かになろうと頑張ってよ。
私だってこんなに頑張ってるのに。
私はずっと頑張ってるのに。

頑張らないと、私は誰の幸せにもなれないんだから。」

そうやって自分は自分に絶望しているんだな。
それぐらい自分を許したくないんだな。
終わりのない期待を自分に課して、頑張っていたんだな。

そっか。
そっかぁ。

これが今の自分なのかぁ。

と、知っておいてあげてください。



あなたが言わないと決めた本音はどんなものだったんでしょうか?

それがたとえ自分のわがままだろうと、欠点だろうと、コンプレックスだろうと、将来のことだろうと、お金の話や実家の重たい話だろうと。
しょうがないんです、それがあなたなんです。
それが本当のあなたなんです。

自己嫌悪しちゃっても。
絶望感に飲まれそうになっても。
自信がなくても。
欠点やコンプレックスを気にしちゃっても。
過去の傷やトラウマがあっても。

それが今のあなたなんですから。

降参しましょう。
諦めましょう。



人によっては「負け」と感じるかもしれません。
「挫折した」と感じるかもしれません。
「もう二度と這い上がれないんじゃないか」「自立できなくなるんじゃないか」って不安を感じるかもしれません。

今までずっとそれを隠して生きてきたからね。
大切に大切に隠して、誰の目にも触れさせないようにしてきたでしょう?
自分が自分に絶望してるなんて、ね。


でも、そんなあなたがいるってことを、まずあなたが知っておいてあげてください。


諦められない人も、認められない人も、まずはここから。



この「感情の目的を知ること」と「今の自分を知ること」という2つのポイントが、自己理解と自己受容につながります。

自分を知るということ、自分を理解するということ、そんな自分を受け入れるということです。

これが自分なんだ。
良いとか、悪いとかじゃない。
これが自分なんだ。

って。

完璧に理解できなくていいんです。
完全には受け入れられなくたっていいんです。

そんなふうにちょっとだけでも、日常生活の中であなたが自分のことを分かってあげて、その自分の状態を否定しないこと。
これがとっても大切なことなんですね。

繰り返し。
繰り返し。
ゆっくり続けてみましょう。


あなたが自分自身を受け入れられるようになると、そこからやっと、相手もあなたのことを受け入れてくれるようになるんです。

あなたが自分のことを分かってあげられるようになると、徐々に相手もあなたのことを分かってくれるようになるんですね。



最初はピンとこないと思います。
認識では「え、私絶望感とか無いけど?」って感じだと思います。


でもそうじゃなきゃ、「問題」って起きないんですね。


認識レベルと心レベルで自己理解に対する不一致が起きているからこそ、問題を通してそれを教えてくれようとしてます。

あなたが自分自身の大切な”何か”を忘れてしまっているからこそ、それに気づいてねという心からのサインです。



「どうも自分はそうらしいぞ」という感じでいいので、ぜひ意識し続けてみてください。

そうやって、自分で自分を大切にしてあげてほしいんです。


たとえ本音を相手に言えないままでも、あなたの中で、その声を殺さないで。
たとえ相手が受け入れてくれなかったとしても、あなたがあなたを否定しないで。

あなたにしかできないことです。

世界中のどこを探しても、あなた以上に出来る人はいません。



いつまでも彼氏ができなくても、諦めなくたっていいんです。
うまくいかない彼との幸せな未来を夢見たっていいんです。
寂しいから会いに来てほしいって思ったっていいんです。
仲良し家族に憧れたっていいんです。
何も成長できてないって思っちゃう自分にがっかりしちゃっていいんです。

シャーッ!って警戒されてばかりでも、爪で引っかかれても、愛でることをやめなくたっていいんです。


あなたの限りある命の時間を、相手と離れるための努力に使わないであげてください。


「しょうがないよね。これが私の本音だもんね」とあなたが自分の本質とつながれるようになった時、そこで初めて、あなたが言えなかった本音を相手に伝えるかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。


勇気を出して自分の本音を相手に伝えてみたところで、相手が受け取ってくれるかどうか、相手が理解を示してくれるかどうかは、つまるところ相手次第です。

でもあなたが自分の本音を大切にできるようになるということは、打ち明けた相手の反応にあまり振り回されなくなるということなんです。
打ち明けてみたけど、案外あなた自身がもうどうでもよくなっていたり。
自分ばかり頑張っても、前ほどの不満を感じなくなったり。

そうなると、今感じている「問題」のほとんどが、あなたにとって問題じゃなくなります。
あなたがとれる選択肢が増えるし、相手との上手な付き合い方や距離の取り方が保てるようになったり。



それは、あなたが自分を許した分だけ、相手のことを許せるようになるからでもあります。
「これが私の本音だしなぁ」と自分の感情に自信がつくのでその分、「相手はこう思うかもしれないよねぇ」と相手のことも尊重できるようになります。

彼との幸せな未来も、家族の幸せも、あなたが心から幸せになることも。
傷ついた猫の警戒心が和らぐ日がくるのを信じて、じっくり手当しながら待ってあげることも。信頼できるようになります。


だから「愛していいんだ」って感じてください。

そう感じられるようになって、やっと、気付くんです。

「そっか、私は愛したかったんだ」って。



あなたが、八方塞がりでもうどうしたらいいか分からなくて、その関係性を終わりにしてしまうことでしか解決策はないんじゃないかと思い悩んでしまう時。
あなたの心の奥底にある「私は愛したかったんだ」という想いを勇気を出して手のひらですくいましょう。

私たちにとってついつい忘れてしまいがちですが、一番大切な感情です。

残念ながら、あなたは本当は愛したいんです。


あなたが自分の中の愛を大切にしている限り、絶望に見えていた世界は一転して、愛に満ちたものばかりが目に入ってきます。
それはもう一人芝居でも演出でもなくて、あなたの周りには大勢の仲間と観客がいて、みんなにとってあなたはかけがえのない愛の存在なんですね。

それって、とっても幸せな世界だと思いませんか?


あなた次第なんです。

どうかあなたがあなたであることを諦められますように。
どうかあなたが幸せな世界を諦めませんように。





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