短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2024-03-18

「好きな人」も「嫌いな人」もいっしょ。~ほんとうの自分を見失わないための大切な視点4選~


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

「ほんとうはもうこんな状況嫌なのに全然変われない」
「あんな性格悪い奴もう気にしたくない!って思ってるのに、ずっと振り回されちゃう」
「人目を気にしたくないのに、やっぱり相手の気持ちばっかり考えちゃう!」

そんな叫びをよくお客さまからぶつけられます(全然痛くないよ)


「人の心は○○と○○の区別がつかない」って聞いたことありますか?


よくあちこちで聞く表現だと思うんですが、私たちの心はすごく繊細ですが、結構「ずさん」。

キャンプに行く度にご機嫌にもなるし、不機嫌にもなる夫婦(準備の仕方とか物事の進め方で喧嘩になるよ。私が。)

なのでこの特性をある程度知っておくと、また今までとは違った角度から自分やものごとのことを見られるんじゃないかな?と思い、今わたしは筆をとっています。

この表現大好き。


私が実際のカウンセリングで大切にしている視点でもあるんですが、ただ、中にはぐっさり刺さって 失血死しちゃう 不愉快になる人も出るかもしれないので、

  • 刺されたい人
  • 刺されるのが好きな人
  • 刺されても徳永を恨まない人
  • ドMな人

だけ読んでください(保険)


今回は4つの視点でまとめてみたので、ぜひ血みどろでセルフカウンセリングしたい人も参考にしてみてね。

ごーごー!



①心は好きも嫌いも一緒


先日いただいたご感想で、後日、お客さま(Sさん)からさらに面白いお返事が返ってきまして。

私はブログ内でこのSさん宛てに「”嫌いな人を視界に入れたくない”と感じるほどに、本当はその人のこと大好きなんですよ~!(*'▽')(爆弾落としてく戦法)」ってコメントしたんですね。

そしたら、


「まさかの爆弾が落とされていて衝撃でした。
絶対違うと思います、とだけ言い残しておきます」

とさらにSさんからLINEでお返事が返ってきたので、めっちゃ笑いました。


でもそうなんですよ。
「好きな人」も「嫌いな人(苦手な人)」も、実は心の反応は一緒。

追撃をするな。


なので、あなたにとってそいつが嫌いでも、徳永のことが大好きでも、徳永のことが推しでも。

そこに「好き」「嫌い」っていうタグは実はつきません。


この人たちはあなたにとって、「心が反応する人」というタグでカテゴライズされてる同じ対象。


人だけじゃなく、物に対しても、価値観や考え方に対しても同じ。


まあただ、「嫌いな人(もの)は嫌いでいい!」と割り切れる人は、この視点はあまり気にしなくていいと私は思ってまして。


そうやって割り切りたいんだけど、長年割り切れないっていう人。
頭では分かってるけど、なかなかしんどくてストレスがたまる人。
どうしても嫌悪感や怒りがついてまわる人。
などなど。

そういった方々には知っておいてほしい視点の一つ。


しかも私たちって結構「好き」と「嫌い」を勘違いしてることが少なくないんですよね。

私は小学生のころからつい最近までの30年以上、「歴史が苦手だし好きじゃない」って信じてました。
なのに、今はNHKオンデマンド(サブスク)で過去の大河ドラマを観漁ってます。
戦国時代に狂ったようにハマり中です。

よければ詳しくはこちら▼
「好きなものが分からない」「好きなことが見つからない」っていう人は、ただ気付いていないだけってことも多いんですよね。苦手意識を感じているものの中に、「好き」が混じっていることってあるんだなぁと実感したお話。私の「好き」という感覚は、「きちんと覚えなきゃ」という意識によってかき消されていました。


だからあんまり「好き」「嫌い」って分けて考えなくてもいいと思うんですね。

私もカウンセリングでお客さまのお話を聞いてるときは、


「このお客さまは、それだけ心のエネルギーをその人(もの)に注ぎたいのね~。じゃあなんで反応しちゃうんだろうね?」って目線で見ています。


だから文句の多い人とか怒りっぽい人っていうのは、それだけヒントになるトリガーが見つけやすいし、自己理解しやすいと私は思ってます。
短気や怒りんぼな人って実はめっちゃお得!



②心は主語が分からない


そう、なんと私たちは「主語」を区別できない生き物。


相手のことを考えてても、相手の話をしていても、全部「私のこと」になっちゃいます。

「自分の中にないものは見えない」から。


(ちなみに脳科学的にも同じ。他人の悪口を話してるとき、耳から入ったその言葉は「自分自身に言われた悪口」として脳に届くよ)


虹で例えてみます。

「虹は何色あるでしょう?」と質問されたとき、あなたは何色って答えますか?



日本人のほとんどは、7色って答えるんだよね。



でもこの色の数が国によって違うっていうのはご存知ですか?


色っていうのは後から学ぶ価値観なので、私たちは「これが●●っていう色だよ」と教わったものしか見えません。

だから家庭・地域・国などで「色の見え方」が分かれます。
もちろんもともとの色覚(視力)もあるしね。

(あとは赤道に近いかどうかで光の波長的な関係もあるらしい)


ちなみに私が学生時代の時、アメリカ人の友達に「えー7も無いよ!6だよ!」って文句を言われたことがあります(笑)

で、何がすごいって、6色だと言い張るその友達は、どう頑張ったって6色しか見えないって言ってました。

一緒にインターネットの画像を拡大してみたんですが、どうやったって7色目を見つけることができないと。

私が7色順番に説明してみせても、その子は「ミエナイ!!!!」ってOMGポーズしてました。


その子の中に無い色を、その子は見ることができなかった。


それと同じで、「彼が自分勝手ばかりで全然私のこと分かってくれないの」っていうのも、「お母さんが私のこと信じてくれないの」っていうのも、「みんな私のことどうでもいいって顔してる」っていうのも。


全部あなたのことです。

ごめんなさい!包丁を投げないで!


だから私はカウンセリングで、お客さまが他人様のお話をしてるときも、主語を抜きにして静かに耳を傾けています。

なぜならお客さまが自分自身のことをどう思ってるかが分かるから。

これ書いててお客さまが減るんじゃなかろうかと思ってきた。


なので、もしあなたが他人のことでイライラしちゃうときとか、傷つけられたー!むきー!って憤るときとか、ついつい他人からの目線が気になっちゃうようなとき。


一旦、相手に対する言葉をいつもどおりに吐き出してみて、その後に「つまり今私が思ったこれらっていうのは、私が私に対して感じてること…?」と、試しに自分に重ねてみてはいかがでしょう。


この意識に慣れてくると、かなり世の中の見え方が変わってきます。

もしくは徳永を思い出して殺意が芽生えます。



③心は否定が分からない


私たちの心(脳も)は、「否定形」を理解することができません。

どんな否定文も、全部「肯定文」として捉えます。


例えば、どうにか片思いの彼と結ばれたいと思って、どうにか気の利いたメールを送りたいと悩んでいるとします(過去の徳永)

そんなとき私はこう祈ってました。


「うまくいきますように!失敗しませんように!彼の苦手な話題になってませんように!うざいって思われませんように!!」


とするとですよ。

さっき私は「否定を理解できない」って言ったじゃないですか。

そうなると私のこのお祈りって、心と脳にはこう聞こえちゃうんです。


「うまくいきますように!失敗しますように!彼の苦手な話題になってますように!うざいって思われますように!!」


怖いわー!!
(過去の私はずっとこれやってた)


だから、よく心理学界隈で使われてる「アファメーション」っていうものは、基本的に否定的な表現を使わないんですね。
肯定的な自己暗示や自己達成予言のために用いるから。


なのでカウンセリング中にもしお客さまが「もうイライラしたくないんですー!」とか「もう傷つきたくないー!」とか、否定形で自分自身に言い聞かせてる節があるときは、そこもチェックしています。


じゃないと、「ずーっと自己否定しちゃってる癖」に気付けないから。


私自身、日常生活でなかなかこの否定形を無くすのが難しいので、気をつけられるときに気をつける程度ですが。


だからこそ、こういうのは他の人に指摘してもらうのが一番。


自分のことは自分が一番気付けません。



④心は時間の区別ができない


最後は「時間」。

これはご存知の方も多いですよね。


「過去の超絶恥ずかしい黒歴史」とか「●年前の失恋の傷をいまだに引きずってる」とか「過去のトラウマに今も苦しめられてる」とかよくあるよね。(よく?)

でもこういうふうに思い出して感じる感情って、「昔」の感情じゃないんですよね。


「今」思い出して感じてるのだから、「今」の感情です。


確かにその感情のルーツは過去。
なんだけど、その感じてる感情自体は今のもの。


将来に対する感情も一緒で。

「私はもう一生結婚も出産もできないかもしれない…」とか「このまま社会不適合者で生き続けたら、私の老後はどうなるんだろう…」とか。

これは過去の私が持ってた悩み。

こうやって将来への心配や不安が募る時も、それは「未来」の自分が感じるであろう感情ではなくて、「今」の感情なんですよ。


「いやいや、あの時ほんとうにつらかったんだから」「あの時はマジで死にたくなってたんだから」「どう考えても将来は悲惨でしかないわ」って思ったところで、それは今現在のあなたを通してみてる過去(未来)のあなた。


だから「今」に意識を集中させる必要があります。

じゃないと過去の出来事に対する感情も、未来の出来事に対する感情も、結構自分の中でどんどん改ざんされたり、どんどん誇張されたりしちゃうから。


ってことは、今現在のあなたが変われば(ものごとの見方を変えることができれば)、もう過ぎてしまった過去やまだ来ぬ未来の出来事に対する感じ方も変わってくるってことなんですね。

ちなみにこういう変化を「癒し」と言うよ。


「過去に生きてる人」っていう方も実はカウンセリングでは多くて、そこから時間が止まってるかのようにずーっとしんどい想いをされてて。

そういう方は結構意識があっちこっちに向きやすくて、「今」を生きられてない方が多いんですよね。


もちろん過去のことで今も苦しんでいる人はたくさんいらっしゃる。

だけれど、悲観しすぎなくてもいいと思って、私はカウンセリングをしてます。

だって「今」はずっと更新されてる。

いつでも変われるチャンスはたくさんやってくる。


なので私はカウンセリングでは、過去のお話や原家族のお話を聞くこともあるけれど、あんまりそこばっかり見ません。

それよりも「今」を重点的に扱うことの方が多いです。


「今感じてる自分の感情に素直になろうね~」とか「今の自分がそういう状態なんだからしょうがないよね。諦めようね」とか。

ひたすらずっと、今と向き合う練習を一緒にしてます。


言うは易く行うは難し!

だから一緒にじっくり時間をかけて練習していけば大丈夫。


(そのおかげか、私のお客さまのほぼ90%以上は、ありがたいことに継続カウンセリングを何ヶ月もリピートしてくださってます。ありがとうございます!!)


ぜひご自身のこと、相手のこと、見えてる世界のことをよーーく理解するためにも、今日お伝えした視点で見つめてみてくださいね~!


ひとりで難しい時は、カウンセリングが断然おススメ。
今月もたくさんのお申込みありがとうございました!
4月分のスケジュールは3/25(月)になったら公開します。


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私って何に向いてるの?あの人との相性は?いつ結婚できるの?などなど、ぜひ体験しに来てくださいね。


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