こんにちは!
カウンセラーの徳永麻由子です。
今日は浸水被害にあったお義父さんのお話し。
7/10(月)深夜〜早朝にかけて九州北部では線状降水帯が立て続けに発生したため、私の住む福岡県ではすごい大雨でした。
そして夫のシゲルさんの実家が床上浸水してしまいました。
基礎の高さから100cm以上浸水したようです |
どれだけ洗い流してもあちこちに泥が残ります |
家の外の壁にはカタツムリや虫がびっちり!ひぃぃぃ |
いろんなものが漂流してきてました |
水は引いたけど泥がべっちょり |
氾濫した川の近くに住んでいたのですが、こういう時はどうすることもできないですよね。
浸水被害にあったこのお義父さんは、朝6時前には玄関前まで水が迫ってきていたことに気づき、早々と車を移動させ、ちょっとでも高い場所に避難できていました。
お義父さん、さぞかし落ち込んでるんじゃないかなと思ったんです。
夕方ごろには水が引いたそうなので、私たち夫婦で急いで駆けつけたところ、なんとお義父さん1人で家の中の泥をある程度水で洗い流した後!
庭に出てタバコを口に咥え、ゆるりと一服していました。
普段からお義父さんは結構変わり者で、天才肌というか芸術家肌というか、感性が独特なんですね。
そして私はそんなお義父さんを尊敬しています。
「山や川のそばに住むもんじゃない。住んでたらいつかこうなる。しょうがない。」
「人間は自然に逆らえない。あっという間。そういうもん。」
「俺みたいな年齢ならもう家は直さんでいい。どれも洗って干しときゃええ」
「どうせ家の中のものいつか処分しなきゃと思っていたんだから、ちょうどええ」
「なーーんもせんでいい。自分のことだから楽しみながら片付ける」
大変だろうに、彼のペースはいつも通りでした。
私たち夫婦が「せめてしばらくうちに泊まりにこないか?」とお義父さんに尋ねるも即答で、
「俺は、人んちと、人んちの飯が好かん!!」
と一蹴されました(笑)
自由と気ままをこよなく愛するお義父さんの感性が、私は大好きです。
私は月曜日のうちに「床上浸水した後にやるべきこと」をググって頭に叩き込んだので、しばらく色々とお手伝いに行こうと思っています。
きっと「こんでよか!」とお義父さんに断られるでしょうけど(笑)
詰め寄ってきます!
災害で家や車がダメになってしまったり、被災して住む場所が無くなったり。
命は助かったけれど、それ以外の安全・安心がごっそりなくなってしまった時。
どうすることもできない。
強制的に、「私たちは無力だ」っていう想いをさせられます。
そんな時に「今できることって何だろう?」「今やるべきことってなんだろう?」って考えると思うんですね。
今回、身近な人が被災して、私も実感しました。
後悔したり、事態に嘆いたり、それでも「今何ができる?」「今どうすべき?」って1個1個考えていくんです。
これが、被災せずに、何一つ変わらない日常を送っている時にも、大切な考え方だなって思いました。
今回の災害で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
私にできることは、お義父さんを手伝うこと、物資をボランティアさんへ供給すること、お金を寄付すること。
災害があってもなくても、みんなで支え合っていける世の中になりますように!
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