お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」。
今日はそちらに寄せられたご相談に、初めて回答したいと思います。
好きや幸せを感じません
元々食べることが好きな私の妹は、美味しいものを食べたとき、又は可愛いと思った服などを買ったとき、「あーー、幸せ(ハート)」と言います。
私は、美味しいものを食べても可愛いと思ったものを買っても、幸せとは思わないんです。
どこかにある重いものを心に感じます。
また、優しい人と言われたとしても、嬉しくありません。
私は人に嫌われるのが怖くて優しいだけだからと思ってしまいます。
幸せ、好き、嬉しいを感じることができたら楽なのにと思います。
(ご相談者:ヨウコさん)
ヨウコさん、ご相談ありがとうございます。
カウンセラーの徳永麻由子と申します。
妹さんが「あーー、幸せ(ハート)」と表現されるシチュエーションと同じでも、ヨウコさんはあまり幸せを感じられず、悩まれてるんですね。
そしてどこか、心に重いものを感じらてるんですね。
どうして好きや幸せをあまり感じられないのか。
どうして心に重いものがあるのか。
ひとつずつ読み進めながら、一緒に考えてみていただければ幸いです。
幸せのツボと感じ方は人それぞれ
ちなみに私の身近な友人にも、「美味しい食べ物を食べても、食べ物は食べ物だから。」とあっさりしている子がいます。
そしてそういうタイプの人は1人ではなく、何人かいるんですね。
美味しいとは感じるし、好きな食べ物もある。
でも、美味しくて好きな食べ物を食べたとしてもそんなにテンションあがらない。
基本、食べられればなんでも良い。
「食」にそこまでこだわりは無いかな~。
そんな感じのことを言うんです。
その代わりに、彼女たちは別のことで幸せを感じるものを持っていました。
ある女性は、友人や家族含め誰とも会わずに、完全に一人っきりの時間を持てると幸せを感じます。
自分の好きなように過ごせ、自由を謳歌できるんですね。
心がじんわり温泉につかってるような、温かい至福のひと時になるんだそうです。
ある男性は趣味が魚釣りで、コロナ前はしょっちゅう海へと出ていました。
コロナ禍になってからは外出できなくなったけれども、久々に釣りに行こうかなと準備をするんですね。
結果、釣りに行けなかったとしてもその準備をしている時間がとても幸せで、それはそれは楽しいんだそうです。
ある女性は、食べることが好きではあるんですが、それを誰かと共有したいと願っています。
なので、心を許した親友と美味しいご飯を食べながら、いろんなお話をするんです。
ここでは「美味しい食べ物がメイン」ではなく、「誰と食べているか」を重要視しています。
心置きなく自分たちの話をしながら一緒に過ごす時間を、何よりも幸せに感じているんですね。
こんなふうに、人によって「幸せと感じるもの・こと」は千差万別なんですね。
そして「幸せの感じ方」も人それぞれだということが分かりますか?
「あーー、幸せ(ハート)」という可愛らしい反応は、妹さんの感じ方なんでしょうね。
とても愛くるしい雰囲気が目に浮かびます。
でも人によっては、落ち着いてしみじみと感じる幸せもありますし、深くため息を吐くような「はぁ~」という感じ方もあります。
テンションMAXでSNSに雄叫びを投稿し、みんなと共有したくなるような感じ方もありますし、誰にも打ち明けず、一人心の内で満足するような感じ方もあります。
いろんな感じ方があっていいと思うんですね。
なのでもしヨウコさんが、妹さんの「あーー、幸せ(ハート)」が幸せの感じ方だと思われてるようでしたら、それ以外の感じ方もありなんだなと知っておいていただけると嬉しいです。
悩んだときは感情を追いかけよう
ちなみにヨウコさんは、幸せを感じている妹さんを見て、どういうふうに「感じ」られますか?
「いろんなことに幸せを感じていて、人生楽しいだろうなあ」
「好きなものがたくさんあるって、毎日が幸せだろうなあ」
「可愛いものを手に入れて喜ぶって、ザ・女の子って感じよね」
「悩みとかストレスもなくなりそうだなあ」
「生きてくのが辛くないだろうなあ」
「いいなあ」
「ずるいなあ」
これらは一例ですが、この中に共感できる想いはあったでしょうか?
ヨウコさんは「美味しいものを食べても、妹のように幸せを噛みしめられない私って変なのかな?」と違和感を感じられてるのだと思いますが、これはヨウコさんにとって分かりやすいように、感じやすいように浮き出てきた「表向きの悩み」なんですね。
それを考えるために、先ほどの質問はとても大切なことなので、もし考えたことがないようでしたら、ぜひ一度考えてみていただければと思います。
そしてその感じられた思い。
その思いというのは、実はヨウコさんご自身も、手にしたいと願ってらっしゃることなんじゃないかな?と私は思うんですね。
私も本当はいろんなことに幸せを感じて、人生を楽しく生きたい!
私も本当は毎日を幸せに生きたい!
私も本当はそんな女の子らしい女の子になりたい!
本当は悩みやストレスを抱えず、自由に生きたい!
本当はいろんなことを我慢したくない!楽になりたい!
ヨウコさんの心の中に、実はこういう願いがあるかもしれませんね。
そして、本当はそんな願いを持っているんだけれども、ヨウコさんの中にある「何か」がストップをかけさせているのかもしれません。
心の違和感の正体
ヨウコさん、ついつい我慢してしまう癖ってありませんか?
ついつい遠慮をして、ついつい我慢をしてしまう癖。
周りの人を優先させて、自分のことを後回しにしてしまう癖。
みんなを先に喜ばせて、自分は一番最後でいいと思う癖。
相手の話を聞いて、自分の気持ちは言わないでしまっておく癖。
自分は我慢して、相手のために。
人に嫌われないように。
その人に快適でいてほしいから。
心から喜んでいてほしいから。
そしたらわたしのことを好きになってくれるよね?
ずっと仲良くしてくれるよね?
わたしのことを嫌いにならないで。
ひとりになるのは怖いの。
わたし、いっぱい我慢するから。
ずっと我慢するよ。
ずっと、ずっと。
いつから我慢をしていたのか、まったく覚えていない方もいらっしゃいます。
こういう話を聞いても、他人事のようにしか感じられない方もいらっしゃいます。
ヨウコさんはいかがでしょうか?
もしヨウコさんが無意識に我慢をしてしまう癖があるとすると、それはヨウコさんの「優しさ」が、そうさせてるのかもしれません。
我慢って辛いですよね。
ずーっと耐えてるんです。
希望を見ているようで、でもゴールが見えないんです。
じゃあ、なんでそこまで我慢してしまうんでしょうね?
才能を持つが故の悩み
どれだけ「自分のことを嫌ってほしくないから」と強く思っていても、「優しさを持ち合わせていない人」だったら、そこまで我慢できるでしょうか?
ヨウコさんは間違いなく優しさを持っており、相手思いで、愛情深い方です。
ずっとずっと辛い思いをして、たくさんの我慢をして、それでも周囲の方々にいろんなものを与えてきたのだと思います。
だからこそ相手を優先させてまで我慢ができちゃうんです。
「でも、本当は、わたしだって我慢したくない…」
そんな気持ちが心の奥底にあるからこそ、ヨウコさんは周りの人から「優しい人だね」と言われても嬉しくないのかもしれませんね。
前を向くために
まずは心の奥底にたまっている、そういった不満を出してみるのはいかがでしょうか。
今まで人には言えなかった不満。
これを言ったら人としてダメだよねと自分では思っている不満。
ノートに書いてみたり、スマホのメモ帳に打ち込んでみるのもいいですね。
心の中で不満をゆっくり唱えてみるのもおススメですよ。
(私自身、不満をノートに書き出すのは抵抗があったので、唱える派です)
もし一人では難しそうなときは、私たちカウンセラーに頼ってみてください。
みんな、ヨウコさんのお話をゆっくり伺いますよ。
そうやって、今まで認識していなかった不満を、ひとつずつ拾い集めて、心の外に出すんです。
ずーっと我慢されてたと思うので、時間はかかるかもしれませんが大丈夫です。
ひとつひとつ、ちゃんと不満を感じてあげると、予想していなかったところで効果を実感できるようになります。
そうすると心に余裕というか、スペースができます。
心にスペースができると、新しい感情(ポジティブな感情も)が芽生えてくるんです。
今はもしかすると、我慢の辛さや不満でヨウコさんの心がいっぱいいっぱいなのかもしれません。
なのでその不満をゆっくり吐き出してみましょう。
そしてきっといつの日か、「幸せ」「好き」「嬉しい」と感じるものに、いっぱい出会えるようになるのだと思います。
ココロノマルシェにご相談を寄せてくださったのは、ヨウコさんが「変わりたい!」と強く心から願った証です。
そのお気持ちがあれば、きっと大丈夫です。
私も心から応援をしています。
心理カウンセラー根本裕幸氏の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーやコーチがお答えする、お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」。
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