短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2021-10-07

後輩から舐められたり、攻撃的な態度

10月のカウンセリングのモニター様募集。
無事満席となりました~!

今月もたくさんのお申込み、本当にありがとうございます。
10月下旬になりましたら、11月の募集を開始いたしますので、よろしくお願いします(*´▽`*)

今日はお悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談に、回答したいと思います。

ある日出勤すると、後輩の女の子がイライラしていました。
態度や言葉も攻撃的できつく感じたので、私も少しイラっとしながらも、、何かあったのかなと思い「何か怒ってる?」と聞いたが、「怒ってません」と言っていたので。
(この質問の仕方は違ったな…と後で反省しましたが)
怒ってない、と言っているから。
私の事ではないのかなと、その後輩のプライベートで何かあったのかな?
と、数日過ごしていましたら
どうやら私以外の人には和やかに、私の時だけ冷たく無視をしたりしている事が分かったのです。
(職場の人数は私を合わせて4人)

何か私が怒らせる事をしたのだろうか?
何か不快にさせてしまったのだろうか?
あれがダメだったのかな?
あんな態度されたら悲しい、でも後輩の子より7歳も年上なんだから大人な対応しなきゃ。
こんな想いで数日過ごしていたら、ふと、
なんで私は1人でこんなに気にしてしまうのかと我に帰りました。

その後輩は、入社した当初私が優しくしすぎたのか、私の失敗を指摘したり、指図のよに指示してきたり。私の上に立とうとしてきます。私ものんびり屋なので、後輩はテキパキ出来てすごいなと思いつつイラッとしてしまいます。

平和主義なので、本当の自分の気持ちを伝える事が下手なのも分かっているのですが。
誰かが怒ったり、悲しんでいると心がザワザワしてしまいます。

文章にまとまりがありませんが、
人の不機嫌で自分の気持ちまで変わってしまうので、それに動じない心、不機嫌に引っ張られない心、穏やかな心を持ちたいです。
しなやかで穏やかな心になる為の
始めの一歩のアドバイスをいただけましたら幸いです。

(ご相談者:リコピンさん)元URL


リコピンさん、ご相談ありがとうございます。
徳永麻由子と申します。

後輩の女の子のイライラが気になってしまい、心が揺さぶられてしまったんですね。

実は私もリコピンさんと同じです。
ずーっと同じことして生きてきたので、とてもよく分かります。
感情がものすごく振り回されてるあの感覚…。
とてもしんどくて、疲れちゃいますよね。

リコピンさん、普段からとっても周囲に気を配られてるんですね。

もしかして職場だけではなく、常に周囲の人にいろんな気遣いをされてませんか?

あの人なんだか元気がなさそうだな。
体調が悪いのかな?
それとも機嫌が悪いのかな?
いつもよりちょっとピリピリしてる気がするなあ。
私が何か機嫌を損なうようなことをしたのかな?
私の何がいけなかったのかな?
イライラの原因は私以外のことだといいなあ。
どうしたら機嫌直してくれるかな?
どんな言葉をかけてあげたらいいのかな?


ご自分のことを「平和主義なので」と仰られてるので、自分を含めた周囲のみんなにも穏やかでいてほしい!と思われてるのかもしれませんね。

> 人の不機嫌で自分の気持ちまで変わってしまうので、それに動じない心、不機嫌に引っ張られない心、穏やかな心を持ちたい

とのことですが、そもそも他人の機嫌を察知できること自体、とてもすごい才能だってこと!
リコピンさんはご自分で自覚ありますか?(*^^)


そもそもどうして悩むのか?


リコピンさんが、後輩の女の子の態度が攻撃的できついと感じることができたのも、そもそも観察力があるからです。
自分が何か怒らせる事をしたのだろうか?と悩んでしまうのも、そもそも思考・分析力があるからですね。
何か不快にさせてしまったのだろうか?と不安になってしまうのも、そもそも人を大切にしたいという優しさがあるからです。
自分の何かがダメだったのかな?と省みるのも、そもそも謙虚な人柄だからこそですね。
悲しい…でも大人な対応しなきゃ…と思うのも、そもそも前向きで責任感のあるしっかり者だからです。

リコピンさんはこの文章を読んで、「うんうん、そうなの!私そういうところあるの!」と首がもげるぐらい激しく頷けるものはいくつあったでしょうか?


私たちは何か悩み事を抱えた時、その悩んでいる"出来事"にばかりに目がいってしまいます。

でも、そもそもどうして悩んでしまうんだろう?という、この"そもそも"に意識を向けてみることを、私はとってもお勧めしています。


悩みの裏にある才能


上の5つの文章を挙げたように、リコピンさんにはたくさんの素晴らしい才能があるんですね。

だって観察力がない人が、他人がイライラしてることに気が付くでしょうか?
人を大切にしようとも思わない人が、人を不快にさせたことで悩むでしょうか?
愛情を持たない人が、自分の中にある悲しみをこらえて、相手のために我慢できるでしょうか?

こういったものを「長所」「才能」「魅力」という表現をします。


恐らくリコピンさんは、はっきり頭で考えてこういったことをしてる訳ではないと思います。
きっと自然とできちゃうんですよね。
まばたきをするように、息をするように、さらっとやってのけちゃうんだと思います。
だから「才能」とかって言われても、今いちピンと来ないかもしれませんね。

例えばです。
努力をしなくてももともと頭のいい、勉学に秀でた人がいるとします。
「どうしてそんなに頭が良いんですか?」と人に聞かれたとき、「え?…さあ?」と反応する人っていませんか?
本人にとっては自然とできちゃうから、特に意識していないようような印象を受けますよね。

リコピンさんは意識しなくても、人の機嫌が分かっちゃいます。
その結果として、リコピンさんの悩みの種になってしまうのは事実なんですが、まず、この"そもそも私にはそういう才能があるから"という前提に気が付くことがとても大切なんですね。


ちなみに今回、私は5つの文章でリコピンさんの才能を説明しましたが、もしリコピンさんが私のカウンセリングを受けられると、5つどころじゃおさまりません。
あと数十個は余裕で発見されちゃいます。

このご自分の才能に気が付いてあげること。

「ふーん。私にはそういう才能があるんだ~。」ぐらいでいいので、まずはそこを意識してみてください。
これだけで、いろんな悩み事や問題への捉え方・感じ方が変わってくると思います。
是非試してみてくださいね。


"ちゃんとした人"の自分ルール


自分の才能を認めてあげても、それでも対人関係のイライラがなかなか無くならない場合もあります。


職場は仕事をする場所なんだ!
割り切るんだ!
大人な対応をするんだ!
と思っても、どうしても心穏やかではいられないことってありますよね。


そこで一つお伺いしたいのですが、リコピンさんは知らず知らずのうちに、●●しちゃだめだ!ってご自分に禁じてしまっていることってありますか?

例えばなんですが、


年上なんだから、悲しんでイジイジしてちゃダメ
しっかりしなきゃダメ
大人にならないとダメ
イラっとしちゃダメ
人に影響されて、ザワザワしてちゃダメ
平和でいなきゃダメ
穏やかでいないとダメ
不機嫌になっちゃダメ
動じちゃダメ
人を不快にさせちゃダメ
人に失礼をはたらいちゃダメ
人を怒らせちゃダメ
人を悲しませちゃダメ


こんな自分ルール、いかがでしょう?
ご自身に課してしまっていないでしょうか?

そんなこと無かったら、ごめんなさいね。
でもこの部分って、今後のリコピンさんの成長計画に関わるとても重要なことなんです。


ゴールに到達するために大切なもの


> 人の不機嫌で自分の気持ちまで変わってしまうので、それに動じない心、不機嫌に引っ張られない心、穏やかな心を持ちたいです。

このリコピンさんのお気持ち、すごく素敵だなあと私は感じました。
こうなりたいという具体的なイメージですし、リコピンさんの平和を愛する気持ちがとてもよく伝わってきます。
何より、とっっっても前向きです。


私たちは夢や目標をもつとき、成長したいと思ったとき、ゴールを思い描きますね。
今自分が立っている場所からそのゴールに向かって、一歩一歩進もうとします。

で、このとき、とっても大切なことが一つあるんです。

どうしてそのゴールにたどり着きたいのか?という「動機」です。


夢見る努力からの自己嫌悪


例えばリコピンさんが「今のままじゃダメだ!」とか「こんなんじゃダメだ!」と今のご自分を否定していたとします。

だから「成長したい!」と決心をして、いろいろ勉強します。

前向きで努力家なリコピンさんのことですから、いろんな人に相談してみたり、教わったいろんな方法を試したり。
あらゆる努力を試みるのだと思います。

そして何か月か経って、こんなことを感じます。

「まだまだだ!」
「どうしてもまだイラっとしちゃう!ザワザワしちゃう!」
「まだ人の機嫌が気になっちゃう!」

「まだまだ成長しないと!!!」


モチベーションがあるうちはこんな調子が続きます。
まるで先の見えないゴールに向かって走り続けてるんですね。

疲れたときは、途中で止まっちゃえば、まだいい方です。
真面目な人、頑張り屋な人は、疲れているのにずっと走り続けちゃうんです。
本当はもう走る体力も気力も枯渇しているはずなのに、「まだまだ!」「まだ頑張らないと!」「私はまだまだなんだ!」と自分に鞭を打ち続けちゃうんです。


最初の頃はわくわくして、キラキラしたゴールを思い描いていたのに…

ぜんぜん楽しくない…

なんで頑張ってたんだっけ…

私ってゴールにたどり着くこともできない人間なんだ…

みんなはできてるのに…

私にはこんなこともできないんだ…

私ってどれだけダメな人間なの…

もうやだ… がんばりたくない…(´;ω;`)


自分に厳しく、人に厳しく


こうやって自分に厳しいルールを課して、自己否定をしていると、心の中はとっても辛くて苦しいんです。
辛いよ~苦しいよ~でも我慢しなきゃ~~~という感情がどんどん蓄積していきます。

でもこういう感情って、あまり感じていたくありませんよね?

人間ってよくできているもので、感じたくない感情は感じないで済むように、心を麻痺させちゃうんですね。
だから自分では全く分からなくなっちゃうんです。
「え?なにが?別に我慢してないよ?別につらくないよ?」って。


でも、あくまで麻痺させてるだけなので、根本的にその感情は無くなりません。
感じなくなってはいますが、ちゃんと心の中にあるんです。
今もずーっと我慢が続いているんです。

だから、実はリコピンさんが一生懸命我慢して苦しんでいるのに、

> 誰かが怒ったり、悲しんでいると心がザワザワしてしまいます。
> 人の不機嫌で自分の気持ちまで変わってしまうので、

周囲の人が自分と同じように我慢をせず、好き放題感情的に振る舞っているのを見ると、リコピンさんの心が反応しちゃってるのかもしれないですね。


無理なく成長を続けるために


こうやって自分に鞭打つ「自己否定」がベースのままゴールを目指そうとすると、どれだけ成長したとしても、その自己否定はずっとくっついてきます。
できない自分はダメだ!という思いが、ずっと離れないんですね。

それがたとえ "ゴールにたどりついたとしても" です。


こうならないために、「動機」を意識してみます。



「人の不機嫌に振り回されて、今日も気疲れしちゃった。
繊細な私はどうしても影響を受けちゃうんだよね。

でももし影響を受けなくなったら、すっごい生きやすくて快適だろうなあ!
いいなあ!楽に生きれるようになりたいなあ!」



「後輩にイラっとしちゃうの嫌だなあ。
まあでも本当にイラっとするんだからしょうがないよね。

でももしイライラしなくなったら、仕事をテキパキこなす後輩のことをさらっと褒められるようになれるよね。
そんな先輩像ってかっこいいなあ。そうなりたいなあ!」



こんなふうに、まずはリコピンさんが今感じてしまう気持ちを、一旦、認めてあげてみてください。
そこでついつい自己否定をしてしまいたくなると思いますが、「しょうがないよね」と肯定してみます。

そして、「だから私は●●できるようになりたい」「●●になってこんな生き方をしたい」「だってとっても生きやすそうだから」「だってそれが私のやりたいことだから」と本当にわくわくする動機を手にしましょう。


この「自分の才能を認める」⇒「自分の感じちゃう感情を認める」⇒「本当に自分がわくわくする動機を意識する」の3ステップ。

この3ステップがあると、一歩進めただけでものすごい成長を感じちゃいます。
小さな小さな変化でも、ものすごく感動しちゃいます。

それがたとえ "ゴールにたどりついてなくても" です。



リコピンさんが仰られた、しなやかで穏やかな心になる為の始めの一歩のために、ちょっとずつでいいので参考にしていただけると嬉しいです。


あとは、上でちょこっとお話しした「自分ルール」を取っ払うというのも手です。
一人では難しいなあ~と思われたときは、カウンセリングにも頼ってみてくださいね。

少しでもリコピンさんが穏やかに生きられるよう、一緒にお付き合いします。


心理カウンセラー根本裕幸氏の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーやコーチがお答えする、お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」。

無料で利用できるうえ、しかも複数のカウンセラーから回答がもらえることが多いサイトです。
是非ご活用くださいね。

徳永麻由子(プロフィールtwitter Instagram
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