短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2021-05-30

時間の使い方から見る愛情表現の違い②

「私は彼から大切にされていない気がする」
「彼は私のことに興味を持ってくれない」
「夫はいつも身体を求めてくるばかりで、私のことを愛してくれていない」

こんなふうに、大切な人から「自分は愛されていない」と感じることはありますか?

私のケース(その①)では、大問題にまでは発展しませんでしたが、それでもやはり、「夫とは相性が悪いのかもしれない」と、日々の寂しさは消えませんでした。



私の愛のリクエスト


私が過ごしたいと願っているのは「質のある時間」です。

彼と一緒に時間を過ごすことだけでは不満なんです。

前回の記事(その①)では、一緒の部屋にいるのに別々のことをやり始めた私たち。
2人の喜び度は全然違います。

一方的に例えると、私の満足度は10%ってところです。
何なら彼が隣でゲームを始めると、私−100%です。

そこで私は何度も何度も彼に伝え続けました。

「私に興味を持って質問してくれると嬉しいな」
「私だけに注視してくれる時間がとても幸せなんだけどなあ」
「私たちがもっとワクワクするものを計画しようよ」
「あなたが今どんなことに悩んでいるのか聞かせてくれない?」
「解決策なんてなくてもいいから、どういう風に悩んでるか教えてくれると安心するんだけどなあ」

「そうしてくれると、私はあなたに愛されてるなぁと心から感じるからです!です!です!


私の希望をはっきりと伝えれば、彼は簡単に順応してくれると思ってました。

しかしそんなことはありませんでした。

2〜3回伝えても、彼の行動に変化はありませんでした。
(あれ?うまく伝わってないのかな?)

5〜6回伝えて、やっと行動で示してくれました。
でもその1回きりで、すぐに元通りでした。
(あれ?もうそれで十分だと思ってるのかな?)


あまりにも私が満たされないので、私は泣いて拗ねてしまいました。


きっと彼なりに努力をしてくれてたのかもしれない…。
それぐらい彼にとっては難しいことなのかもしれない…。
でも寂しいなあ… 悲しいなあ… 。
(´;ω;`)


彼なりの愛情表現


別の日。
私だけが仕事に行く日の朝。

理由はあまり覚えていないんですが、私は出勤する前、「夜ご飯の準備は無理しなくていいよー」と主人に伝えた日がありました。
そうすると帰宅後、やはり夜ご飯の準備は何もされておらず、笑顔で「おかえりー」と出迎えてくれる主人の姿だけがありました。

私はとりあえず冷蔵庫の中身を見て、メニューを何にするか、主人と相談したのを覚えています。
じゃあとりあえずこんなもんでいっか、と2人で調理に取りかかることに。
すると隣に立っている主人が、

彼「やっぱり2人で料理をするのは楽しいね!」(*´∀`)♪






とても嬉しそうに、笑顔で私に話しかけてきました。


あ〜… そっか~…。
彼は「2人で料理をすること」自体が嬉しいんだ…。



初めて私は、彼が私と一緒に何でもやりたがる行動の意味に気がつきました。

主人は、私と「一緒の空間にいること」が、彼なりの愛情表現だったんです。

「一緒に買い物に行くこと」「銀行の用事について行くこと」「別々のことをしていても、一緒の部屋にいること」自体が、とても嬉しいのだそうです。

私がこだわっていた効率の良さというのは、彼にとってはそんなに魅力的ではないんですね。


私の「夜ご飯を作っておいて欲しい」というリクエストは、彼からすると、実は寂しい提案だったに違いありません。

けれども文句を言わず、仕事から帰ってくる妻を労うためにと一人で夜ご飯を作ってくれた彼の行為は、紛れもない彼からの愛情でした。


私はそれ以降、週末はできる限り彼と一緒に料理をするように努めました。
用事や買い物も、一緒に行こうと誘うようにしてます。
ついでに、私がしたくないと思っている掃除や洗濯物干しなどの家事はとことん一緒に手伝ってもらうことにしました。

そして彼のこの行為を、私は「トゥギャザー(ルー大柴さん風)」と命名しました。


愛を伝える方法が違う理由


実は、私が生まれ育った家庭では、毎日のように家族団らんの時間があり、お互いのいろんな出来事をよく話していたんですね。
最初はテレビを観ながら過ごしていても、だんだん自分たちの話題に移り、結局はテレビそっちのけで家族だけでわいわいと話し合っていました。

私はこの時間がとても大好きでした。

大人になった今でも、私は家族に会うとお互いの近況の話をします。
仕事の話、恋愛の話、お金の話、最近得た学びの話を夜遅くまで語り合います。
お互いに親身になって話を聞き、励まし、応援し合うんです。
別れの際には、「進展があったらまた教えてね」と言い、情報のつながりを持ち続けます。


私が大切な人と「質のある時間を共に過ごしたい」と願っていることに気がついたのは、大人になってからでしたが、きっとこの幼少期に過ごした家族との団らんが影響しているのだと思います。


私と主人とでは、パートナーと過ごす時間の使い方、愛情を感じる時間の使い方が「ちょっと」違いました。
でもこの「ちょっと」は、愛情の感じ方から見ると、とてもとても大きいものでした。


本当は、彼からたくさん質問をしてほしい。
私がどういう1日を過ごしたのか聞いてきてほしい。
悩みがあるなら彼から打ち明けてほしい。
いちいち聞かなくても、どういうことを考えてるのか教えてほしい。

でも彼は全然変わってくれない!
このままじゃいつまで待っても実現しない!


そこで、主人に完璧に行動してもらうことは諦めました。

その代わり、私から妥協案を提案しました。
「私から話題を切り出すようにする。そしたら話してくれない?」「私から質問をするようにする。そしたら、できる限りでいいから、私にも質問をしてくれるかな?」
「そうしてくれると、私はあなたに愛されているなあと心から感じるんだよ」と改めて付け加えました。

彼は喜んで同意してくれました。


相手が理解してくれる愛の伝え方


結局、私が望んでいる「パートナーと質のある時間を共に過ごす」ことに、主人は心からの共感はしていません。
共感はしていませんが、「そういった時間を持つことが妻を喜ばせることにつながる」という理解はしてくれました。

私が喜ぶことを、幸いにも主人は喜んでくれています。

彼にとっては慣れないことだし、苦手な行為のようです。
でも彼がその行動を取ることで、私は心から喜び、私の毎日が愛情に溢れます。
「彼から愛されていると感じている私と共に生活する喜び」が、彼にとっての喜びになります


ちなみにこのブログを書きながら、主人に質問をしてみました。


私「トゥギャザー系の行動で、一番幸せに感じるものは何?」

彼「朝起きた時と夜眠る時、2人が同じ空間にいることが一番幸せに感じるなあ」

夜はいつの間にか寝落ちして、そのままリビングで寝てしまう私(*'▽')…。
朝は休みの日でもさっさと先に起きて寝室から出ていく私(*'▽')…。






相手が喜ぶことはなんだろう?
相手はどういうことをされると愛情を感じるんだろう?
相手が喜んでくれると私も嬉しいなあ。
私が与える愛情を、相手がたっぷり感じてくれると嬉しいなあ。
ずっとそう思える関係であり続けたいなあ。
お互いに努力していきたいなあ。

私はそう思いながら、まずは自分から変わってみようと思いました。

そして「これは、私とあなたが、お互いにお互いの愛情を感じ続けるための共同作業なんだよ」と彼に伝えて、一緒に頑張る決意をしました。

(補足:この記事を書いたのは2021年ですが、2023年になった今もお互いにすりあわせの確認作業をしています)


同じ日本人だから大丈夫。
なんでも分かり合ってる2人だから大丈夫。
愛し合ってる2人だから大丈夫。

と思いがちですが、「自分は愛されていないかもしれない」「大切にされていない」と感じることはありませんか?

もし、そう感じることがあれば、2人それぞれの愛の伝え方が異なるのかもしれません。

「愛情表現」は国際結婚。
お互い外国語を話す者同士だと思って、ぜひ相手の愛情表現はどういうものなのか?観察してみるのも良いかもしれませんね。



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