短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2024-02-14

カウンセラーは落ち込んだとき、どうするのか?③ ~悩みを眺める~


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

カウンセラーは落ち込んだとき、自分の頭と心をどう整理するのか?

今はもう元気ぴんぴんですが、先日、久しぶりにどん底まで落ち込んだ私。
そんな私自身の実況中継シリーズです。
今回は3話目。

3日坊主の徳永にとってはそろそろ佳境(早い)

途中で投げ出さないでいけそうな気がするー!
タイムリーじゃなくなってるけどな!

頑張って記録を残していきたいと思います。

【カウンセラーは落ち込んだとき、どうするのか?シリーズ】
①脳の特性を知る
②悩みを具体化・言語化する
③悩みを眺める(本記事はこれ)
④認知のゆがみを知る


前回の記事では、私が落ち込んだ「きっかけ」をより具体的に把握するために、できる限り簡潔に言語化をしてみました。

気分に変化は無し!


今回のテーマは、「悩みを眺める」です。


「気分が上がり下がりしやすく、感情に飲み込まれがちな人」にとっては超おススメなポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
私のことか!



言語化した文章を読んでみる


前回、私は自分の悩みを言語化(具体的に、でも簡潔に)して、そのうちの3つを並べてみました。

  • 受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができなくて、「よく分からないなぁ」って思わせてしまったんじゃないかと感じたから、またやっちまったと失敗感でいっぱいになった。
  • 今回も内容を詰め込みすぎたせいで、受講者さんに「分かりづらいなぁ」とがっかりさせたんじゃないかと思い、そんな自分自身にがっかりした。
  • 自分の気持ちばかり先走って人に伝えてばかりで、受け取り手によっては嫌な気持ちになる可能性だってあるよねと、事前にそこまで配慮ができなかった自分に心底がっかりした。

全然簡潔じゃないっていうね!

本当すみません。

で、この文章たちをなんとなく眺めてみます。

文字全体が視界に収まるような感じで、ちょっと距離をとるイメージで。

この文章を読んでみるんです。
心の中で。

私は繰り返し読んでいると、勝手にじんわり涙が出てくるんですよね。



何を感じてもOK


それが私にとって悲しい出来事だったら、そりゃあ涙も出てくる。
もしムカつく出来事だったら、余計腹も立ってくるだろうし。

誰でも当然ですよね。

だからこのとき、何を感じてもOKにしてあげました。
どんなことを感じても良しとするんです。


私は勝手に涙がまた出てきて、さらに気分が落ち込んで、視線は下を向いちゃうし、ため息は尽きなくなっちゃいました。
あとは現実逃避することばかり頭をよぎったなぁ。

もう二度とミニ講座にチャレンジするのはやめようって思ったり。
カウンセラーも辞めたほうがいいのかなとか、このコミュニティから離れたほうがいいかなって思ったり(今はみじんも思っていませんが!)

※ちなみにこの思考は「怒り」の仕業。
つながりを切りたくなってるのは「一時的な罠」だから要注意。
ってことを私は知っていたので、この衝動に従って行動にうつすのはぐっとこらえたよ!

なので私は「悲しいんだから、まだまだそう感じちゃうよねーーーーー」って無理やり自分に言い聞かせました。
何度も。
しょうがないよねって100%は思えないけど、とにかく言い聞かせ続けたよ。


で、落ち込むんだけど、しばらくしてまた文字をぼーっと眺めつつ、心の中で読んでみるっていうのを繰り返します。


ちなみに文字を眺めることができないときは、頭の中で「受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができなくて~」っていう言葉たちをイメージする感じ。
そしてそれを頭の中で唱えてました。



感情から思考へのバトンタッチ


これって、はたから見たら「お前ばかなの?」って言われそうなことじゃないですか。

泣くぐらいならそんな文字見なきゃいいやん!
落ち込むならそんなことせんでいいやん!

自分からそのつらい感情に飛び込みに行って、案の定、「うおおおおん、つらぁああぁああぁいいぃいぃぃいぃ!!!」って泣いて。
あんたはいったい何してんの?ってツッコまれそうじゃないですか。


でも、このときに大切なのは「その感情を感じ」つつ、「この文字を眺め続ける」ってこと。


目から文字を取り込んで、頭で再認識して、感情が揺さぶられる。
でもまたしばらくしたら目で文字情報を取り込み続ける。


私は、この繰り返しがとっても大切だと思っていてですね。

なぜなら、感情と思考の力配分が自然と変わってくるフェーズに入るからです。


最初はやっぱりしんどいって感じちゃう。

だって、ただでさえずどーんと気持ちが落ち込んでるのに、「あーー私はまた自分本位なことをやってしまったーー!」「全部やり直せるならやり直したい…」「いつまで経っても私はどんだけダメ人間なんだ…」って、さらにズドーーーンと重量級になるわけだからね。

100%感情に飲み込まれちゃう感じ。


で、そのときにまた文章に目を通そうとするじゃないですか。

その目を通そうとする「意識」とか「意思」っていうのが、要は思考なわけですよ。

そして「ああ、そうそう。こういうことがあったから私は落ち込んだのよ」って自分でさらに納得する。
ここでも思考が働いてる。



感情と思考の力配分が変わってくるフェーズとは


この繰り返しで、徐々に感情100%じゃなくなってくるんですよね。

「落ち込むーーーー」って感情を100%感じてたとしたら、だんだんその感じ方が99%、98%…と減っていく感じ。
体感しづらいけどね。


でも確実に、ちょっとした余裕が生まれてくる。

余裕といっても、気分的にすごく軽くなるとかそういうものではなくて。

以前よりもため息が少し減ったとか。
YouTubeでも見てみようかなっていう気分になったりとか。
全部投げ出してもう逃げ出したい!って思う度合いや頻度が少し減ったりとか。
そんな感じの変化。


だからこのためにも、さっき説明したような「感じた感情は感じる」っていうのは絶対に必要。

感情は我慢したり抑圧すると、いつまで経っても残っちゃいますからね。
いつまでも100%からゲージが減っていってくれません。


だから、感情を感じつつ、ちょっとずつ思考も働かせる出番を作ってあげて、「感情を昇華する車輪」と「思考する車輪」の両輪を良い感じで同時に動かしちゃおうぜ!

って感じのことを私は「感情と思考の力配分が自然と変わってくるフェーズ」とかっこつけて表現しています。


私の場合、落ち込みがあまりにも辛くなったら一旦この作業を中断してました。
でも数十分経つと、「どうせ他にやることないし、どうせ何したって落ち込んでるだけだし」って思って、結局また文章を眺めてました。

ただ、あくまで「自然と」っていうのが大切。

私はそういう気分だったから取り組んだってだけです。

感情の感じ方や耐性は人それぞれ。
この記事を見て参考に真似てみようと思う人がいらっしゃったら、あくまで無理はしちゃだめですよ。

私は泣くのが好きなので、感情ガンガン感じに行っちゃいます。
悲劇のヒロインに憧れてる。


※ちなみに「反省」は(まだ)しちゃダメです。
反省モードはぐっとこらえてね。
これについては後日また解説します。



この「ちょっとの余裕」が「俯瞰」を生み出す


こうして「感情を昇華する車輪」と「思考する車輪」の両輪をゆっくりまわしてあげる。
気持ちが落ち着いてくればくるほど、思考の活躍度がぐんと比例してアップしていく。


そうすることで、やっと、自分を俯瞰(ふかん)できるようになります。


これがめちゃくちゃ大事。
だって落ち込んでいたときの私って、世の中を「ちゃんと」見れていないんだもん。

落ち込むきっかけの出来事だって、偏った見方しかできないまま。
自分はダメ人間だーー!っていうふうにしか見えないまま。
みんなはすごいのに私は…ってしか思えないまま。

この見方、考え方っていうのが、事実とはかけ離れている可能性が99.999…%!


だからこそ、この俯瞰するチカラってとっても大事。


さてさて、今回の「悩みを眺める」ですが、私が実際にかけた時間は、およそ2~3日ほど。
短くても、結構スッキリしてきます。
※ペースは人それぞれだよ!


おかげでやっと気持ちが浮上し始めたよ!(乱高下あり)


少しだけ思考する余裕を獲得した私。

次は何にスポットをあてていくんでしょうか。

なお、この方法はあくまで私のセルフカウンセリング。
実際のカウンセリングの現場では、お客さま個人個人に合わせた分析・提案をしています!


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