短気で気分屋なワタシのパートナーシップ論。

2024-02-22

カウンセラーは落ち込んだとき、どうするのか?⑤ ~自己否定を切り離す~


こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。

今回も引き続き、カウンセラーは落ち込んだとき、自分の頭と心をどう整理するのか!?シリーズです。
今回は5作目。

1記事に1テーマで書く練習をしてる真っ最中なんですが、おかげさまでゴールが見えません。

【カウンセラーは落ち込んだとき、どうするのか?シリーズ】


前回の記事では、自分の認知は歪んでいるんだってことを強く意識するステップでした。


今回のテーマは「自己否定を切り離す」です。


自分にもいいところがあるんだって自信を持つ。
自分が今すでに持ってるものに気付けるようになる。

そんな可能性を見ることに通じるマインドの在り方と思考法です。

ぜひ参考にしてね。



私が「認知」にくっつけちゃったもの


私の自分に対する認知はこうでした。

  • 私は、受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができない。
  • 私は、人に「よく分からない」って思われる。
  • 私は、人をがっかりさせる。
  • 私は、人を嫌な気持ちにさせる。
  • 私は、いろんな人に配慮ができてない。

でも前回、「私はこう思っちゃうんだけど、それが本当かどうかは分からないよ」ってことを自分に言い聞かせました。何度も。


つまり、「それが本当かどうかは分からない」ってことを私が思えるようになれば、きっと気持ちがかなり楽になるはず。

そうじゃないかもしれないっていう可能性を見れるってことは、「救い」だしね。


今回は、そう思えない人が、そう思えるようになるためのステップなんですが、この時に注意したいポイントが1つあります。

  • 私は、受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができない。
  • 私は、人に「よく分からない」って思われる。
  • 私は、人をがっかりさせる。
  • 私は、人を嫌な気持ちにさせる。
  • 私は、いろんな人に配慮ができてない。


私にとってはこれが落ち込んだ理由だって思ってます。

でも、厳密にはそうじゃない。

ここに「あるもの」をくっつけちゃってるんです。私が。


  • 私は、受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができない。なんて自分はダメなんだ。

こんなふうに。



自己否定があるのがすべての原因


「分かりやすい講座を作ることができなかった」からじゃない。

「分かりやすい講座を作ることができなかった私は、なんてダメなんだろう」って思ったから。

だから私は落ち込んだんです。


この記事を読んでる人の中には、そんなの言葉遊びだって感じる人もいるかもしれない。

でも心の世界ではそういう見方をするんですね。


事象は事象でしかない。
本来は、そこに何の意味も持たない。


これが心の世界のルール。


ただの出来事や、ただの事象があって。
そこに「それって良いことだ」「よくないことだ」って意味合いを私たちは無意識にくっつけちゃう。

それと一緒で。
「そんな自分はなんてダメなんだろう」っていう自己否定も、ついついくっつけちゃうんです。

これもミニ講座で使った資料

無意識にね。

ほんとうに困ったちゃんだなあって思う。



だから、あまりここに固執しなくていい。

「分かりやすい講座を作ることができなかった私」は「なんてダメなんだろう」って、わざわざくっつけなくていい。

ここばかり見なくたっていい。

そんなイメージをしてあげました。


どうせ理由はなんでもいいんですよ。
ミニ講座だろうと、私の作った内容でも、人様からの反応でも。

なんでもいいからとにかく適当に理由になりそうなものを見つけてきては、私の潜在意識が自己否定をしたがってるってだけなんです。
詳しくはこちら▼


自分で可能性を作ってあげる


「分かりやすい講座を作ることができなかった私」っていうのも認知が歪んでいる。
「そんな自分はなんてダメなんだろう」って感じちゃうのも、本当はくっつける必要がないもの。


だから、

「分かりやすい講座を作ることができなかった私」以外の私を見つけてあげよう。
その可能性を感じていってあげよう。

自分自身にその可能性を持たせてあげよう。

というのが今回のステップです。


あくまで可能性でいいから。


なので、私はこんなふうに書き換えてみました。

  • 私は、受講者さんにとって理解しやすい内容のミニ講座を作ることができないこともあれば、作れるときもある。
  • 私は相手に「よく分からないなぁ」って感じさせることもあれば、「分かりやすいなあ」と感じてもらえることもある。
  • 私は、人をがっかりさせることもあれば、喜ばせることもある。
  • 私は、人を嫌な気持ちにさせてしまうこともあれば、幸せな気持ちにさせることもある。
  • 私は、人に配慮ができないときもあれば、気遣いできるときもある。

上述のように「私は○○できない」というのを「私は○○できないときもあれば、○○できるときもある」っていう形にするのがオススメ。

自分では到底思えなくてもね。
書き換えてみる。


で、このとき、

「○○できないときもあれば、そうじゃないときもある」って感じの表現だと△です。


「そうじゃない」ってどういうこと?
それってどういう状況?

っていうふうに、ここも自分なりに具体的に表現するのがポイント。


自分なりでいいので、具体的に言語化してみるのが大切です。
自分にそんなときがあるだなんて思えないんだけど、ここは頑張る。


で、何度も何度も、目を通します。
声に出して読んでみます。



ここでも感情は感じつつ、でも思考を働かせる


この作業を数時間ほど(私は家事しながらだった)続けてたら、自然と思い出したことがありました。


過去に、「分かりやすかったよ」って人に言ってもらえた記憶。
「面白かったよ」って感想メールをもらった記憶。
私のチャレンジを喜んでくれた人たちの顔。


100点満点に喜んでもらえた記憶じゃなくてもいい。

思い出すのもたくさんじゃなくていい。
1つでもいい。
自然と思い出せなかったら、頑張って思い出してみます。


私は、たくさん思い出しました。


ただ、そんなみんなからの好意的な反応を思い出せはしたけど、心の中ではあんまり受け止めきれていないことが多くて。
概要はこちら▼

それでもいい。

私は相手に「よく分からないなぁ」って感じさせることもあれば、「分かりやすいなあ」と感じてもらえることもある。
そんなふうには思えないけど、可能性はゼロじゃない。

「分かりやすかったよ」って人に言ってもらえたことも、私は受け止めきれないんだけど。でも、確かに過去にあったよね。って思い出す。


無理やりと感じるかもしれない。
私にとっては不完全だったしって思うかもしれない。
悔しかった想いもこみあげてくるかもしれない。
いろいろ涙が出てくるかもしれない。


それでもいいから、自分で自分に「可能性」を言い聞かせてあげる。


③の感情を感じつつ、思考を働かせるっていう作業と似てるかな。

そんな可能性があるんだと、ただただ頭の中に持つことを意識してみた。

可能性を読み上げて、過去を思い出して。
その繰り返しの作業。


そしてその度に、「あの人からのメッセージはやっぱりお世辞かな」とか「あの人は優しいからそう言ってくれたのかもな」とか思っちゃって、また自己否定モードが定期的に発動するんだけど。

でも、またこの可能性に意識を持ってきて、読み上げて、過去を思い出す。


この繰り返しを私は2日ほど続けました。

気分は乱高下するんだけど、意外と気持ちは軽くなってきた。


次はさらに「できてる自分」に意識が向くようなステップ。
落ち込んでる時にこそ大切にしたい視点がてんこもり。

ぜひお楽しみにー!

なお、この方法はあくまで私のセルフカウンセリング。
実際のカウンセリングの現場では、お客さま個人個人に合わせた分析・提案をしています!


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