(2024.3.19 最後加筆・修正しました)
こんにちは!
心理カウンセラーの徳永麻由子です。
なんで私が心理カウンセラーという仕事を選んだのかについて経緯をご紹介しているシリーズ。
やっと最後です。
無事完走できてよかった!
今回4記事とも、とにかく出来事ばかり書いてるというか、あまり感情に深くスポットを当てずに書いているので読んでて面白くなかったら申し訳ない。
細かな感情の描写については、今後もブログで小出しにしていきたいと思います。
前回の記事では、恋愛をどうにかしたかっただけなのに、なぜか仕事運がうなぎのぼりになっていったおはなしでした。
でもこの出来事がきっかけで、私は徐々に自己理解を深めることに。
猫のお腹に顔をうずめる
当時我が家には、保護猫が2匹いました。
すごく甘えん坊な性格で、人間にべったり。
私のお気に入りのマグカップに白湯を入れると、私が飲むよりも先に猫が飲んでいることもしばしば。
で、人懐っこい動物と一緒に暮らしたことがある人は分かると思うんですが。
彼らって、絶対飼い主を愛してくれるじゃないですか。
私がどれだけ性格悪くても、コンプレックスまみれでも、好きな人に見向きもされなくても。
彼らは毎日愛してくれる。
私が元ニートでも、うつ病でも、引きこもりでも。
彼らはずっとすり寄ってくれる。
私なんかの愛を喜んでくれる。
そして私が一日中ストレスいっぱいで仕事を頑張って家に帰ってきても、そんなこと知るかって顔で「それよりもボクをなでろ」とにゃーにゃー絡みついてくる。
軽くなでて止めようものなら、「もっとボクの目を見ながらちゃんと両手でなでろ!」ってふにゃーふにゃー怒ってくる。
こいつらは、愛されて当然だって思ってる。
「お前(飼い主)はボクたちが愛おしくてしょうがないんだろ」って信じ切ってる。
って思いました。
私みたいに、好きな人に好きになってもらうために、無理に頑張ることもしない。
メールの返事がかえってくるだろうかと、ビクビクしながら相手のタイミングを計ることもしない。
好かれようと自分の言いたいことを我慢したりもしない。
猫のそんな姿をもう何年も見てきてたはずなのに、長年の片思いで心が荒んだせいか、初めてしみじみ感じたんです。
毎晩、毎晩。
「あなたはここにいていい」
仕事運が上がってきて、私は自分に社会面での自信がついてきたこと。
猫の愛され方(愛し方)を見て、その生き方が心底うらやましいなって思ったこと。
だんだん私の心が変化していきました。
それまで、ずっとカビの生えたベッドの中で、布団をかぶってくるまってるようなマインドで生きてきた私。
でも、会社は私を評価してくれてる。
職場の人たちも私のこと褒めてくれる。
私があえて重い物を持たなくても、助けてくれる。
病院に行ったらちゃんと薬を出してくれる。
猫たちも愛しきってくれてる。
母も心配してくれてる。
みんな私のこと信じてくれてる。
みんな「お前はここにいていいんだよ」って言ってくれてる。
じんわりとそう感じるようになりました。
当時は言語化できなかったけど、なんとなくこう感じるようになった。
それからが早かった。
1ヵ月もしないうちに、例の片思いの人と今までにないぐらい急接近できる機会がやってきたので、私から直接「NO」と言いました。
約6年にわたる片思い、彼を大好きなまま、自分から降りちゃった。
塗り替わった過去
私はみんなにこれだけ大切にされてる。
根本さんのブログを読んで、私もこんなに自分のことを考えるようになった。
そう思ったら、急に心理学で理解ができちゃったんです。
いろんなことが。
負けを認めることとか、自立を手放して弱みを見せるとか、欲に忠実になるとか。
あの人も私のこと大切に想ってくれてたよなあ。
あのときも私、なんだかんだ人に恵まれてたんだなあ。
ずっとこんな性格の悪い私のことを、心から好いてくれてる友達なんていないって思ってたけど、それでも受け入れてくれてた友達は確かにいたよなあ。
「私の人生はカビ臭くてじめじめしてると思ってたのに、なんだちゃんと私幸せだったんじゃん」って思った。
そう思いたくなかっただけだったなって、なんか悔しいし、悲しいんだけど。
でも幸せを感じました。
世界の見え方が変わっちゃった。
聖書のメッセージも同じだった
そうやって思い出したものの中のひとつが「聖書」で。
私が大学生のときに出会ったアメリカ出身の友人たちの影響で、キリスト教(プロテスタントが主)の「聖書」について学んでたことがあってですね。
私、この時間がもう大好きで。
道徳の授業とも違う、けれどもいろんなお話を交えて「愛」や「つながり」について考えさせられる本で。
深い議論を交わして、みんなで意見交換をしあう場でした。
ごく普通の仏教徒の私にとっては、とても新鮮な価値観ばっかり。
なにより、そこで出会った友人たちは、他人を受け入れるのがすごい上手で、優しい人たちばかりでした。
(共感受容の上手なカウンセラーさんみたい)
私がそれまで生きてきた中で、初めて自己開示できた瞬間&それを受け止めてもらえる瞬間がたくさんあったので、私の人生にとっては大きなターニングポイントだとは思ってたんですが。
あの素敵な友人たちも、聖書の内容も、「あなたはここにいていい存在なんだよ」ってずっと言ってくれてたなあって思い出したんです。
あれから15年。
まさか再び心理学でつながるとは思ってもみなかった。
私、心理学が大好きだって気付きました。
才能の使い道
そうなると、だいぶ落ち着いて自分を見つめることができるようになった私。
長年の片思いで、「私は彼に何をしてあげたかったんだろう?」「何をしてあげる私を認めてほしかったんだろう?」って思い返せるようになりまして。
私は、難しい立場にある彼のことを理解してあげたかった。
彼がどんなに私のことを大切にしてくれなくても、それでも彼の境遇や生い立ちを考えてあげたかった。
だから私が誰よりもあなたの一番の理解者だよって気付いてほしかった。
そうやって彼を助けたかった。
そうすれば、今度は私の不遇を理解してくれるだろうって思ってた。
そんな形の「愛」が欲しかったんです。
それだけ私は誰かを理解してあげたいみたい。
それだけ私は誰かを助けてあげたいみたい。
それだけ私は誰かの傷を癒してあげたいみたい。
どうもこれが私の生きがいだったみたい。
だから私は彼から離れられなかったんでしょうね。
そしたら根本さんのブログの中によく出てくる言葉を思い出しました。
「才能はお金をもらって仕事にしなさい」
私のこの「嫌いな人も、好きな人も、好き」っていう性格も。
「人のことをいろいろ考えちゃう」っていう性格も。
「人の生い立ちや境遇が気になっちゃう」っていう性格も。
それを誰かのために使ってあげたいっていう情熱も。
そんな視点で自分のことを見直すようになりました。
「才能はお金をもらって仕事にしなさい」の詳細はこちら▼
私は何も変わってないけど挑戦していいんだ
そしたらタイミングよく、お弟子さん制度の3期生の応募が締め切られたことを、久々に開いた根本さんのブログで知り。
私の第一声は「あーー見逃した!!」でした。
3期のカリキュラムの会場は大阪(現地のみ)だったのに、後になって「え、私佐賀から通うつもりだったの?」とか「え、私カウンセラーを目指したいの?」って現実的な自問自答を繰り広げたのを覚えています。
でも、「どうも私は残念だったみたい」ってことだけ知れて、私にとっては大収穫でした。
ずっと憧れてた母のように、学びたいと思えるものに出会えたんだなって喜びもあった。
三日坊主で飽き性の私でも、人の心には飽きたことがないしなって思えて嬉しかった。
どうしようもない私のこの性格でも、人様の役に立つかもしれないって思うと未来に自由を感じた。
うまくいくか保障は無いけど、でも何かしら新しい経験ができるって最高じゃんってワクワクした。
だから私も試してみることにしたんです。
母のように自分の未来に投資してみたくなった。
自分には見えない流れのようなものがあるとしたら、それって試してみないと分からないし。
だから、今現在もまだ、私はお試し中なんです。
私は自分自身が BEFORE → AFTER で何か変化したとは思ってないんです。
性格は悪いままだし。
コンプレックスだって1個も減ってないし。
短気で気分屋で3日坊主で。
誰かのためにそんな私が何かできるのか、全く自信もないし。
「まだまだだ」って思うことばっかり。
そんな私のままでも、挑戦してみようって思いました。
何か私が大きく変わったから「やってみよう」じゃない。
何も変わらない私のままなんだけど、「やってみたい」って思ったんです。
どこまでできるか分からないけど。
「あなたもここにいていいんだよ」って私が言ったところで、何人の人に届くか分からないけど。
それでもいい。
私は勝手に伝え続けるから。
あなただって成果を出す必要は無い。
そのままでできることがあるはずだもん。
そのために私は心理学を使って一緒に考えたい。
そう思って私は今、カウンセラーとしてチャレンジ中なんです。
私は「人」が大好きで、「人の心」が大好きで、「心理学」が大好きなんです。
そしてそんな自分のことが大好きなんです。
だから私がたとえカウンセラーという仕事を辞めたとしても、結局は「人」に関わることは止めないし、「人の心」も「心理学」もずっと考え続けるでしょうし、「あなたはここにいていいんだよ」って伝え続けたくなってると思います。
それが私のライフワークかもしれないから。
だから今この瞬間、私とつながってくださってる皆さん。
ほんとうにほんとうにありがとうございます。
そしてこんな一個人のおはなしをここまで読んでくださってありがとうございました!
>> この記事にご感想をたくさんいただきました!
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